本卦還り26日正念場 帳消しでも年度末に官製相場再来 (2016.02.24)
買い戻しが一巡し反落。安値圏で引けた。外為1ドル112円割れを嫌気したもの。前日原油先物の上昇を手掛かりにNYダウ228ドル高及ばず。上海総合もじり安になった。一時、日経平均前場239円高に対し後場110円安。12日の760円安と15日の1069円高を境に余震が続く。アベノミクスの半値押し1万4809円を目安に、12日1万4865円をつけ本卦還り。正念場を迎えた。15日から10営業日にあたる26日が自律反発の賞味期限。当日1月の消費者物価が発表され、コアCPI前年比0.1%上昇から±0。26~27日G20・中銀総裁会議(上海)も大きな材料が出ない模様。このため、半値戻し1万7367円に届かないと12日の安値を下回る見込み。過去16回あった1日1000円超の上昇で11回帳消しといわれ、宜(むべ)なるかな。23日、円高株安の年度末と述べた所以。しかし、諦めないでほしい。23日、麻生財務相が金融庁で開いた年度末金融の円滑化に関する意見交換会。民間金融機関の代表者に対し「日銀のマイナス金利政策を理解し右往左往せず対応してほしい」と述べた。早々5兆円規模の補正予算、来年4月消費税再引き上げ棚上げ。さらに、実弾による覆面介入も伝えられ年度末の攻防。日銀のほかGPIFや公務員共済、ゆう貯など運用・含み損も取り沙汰され、12回目帳消しで終わりそうもない。原油安と連動する株安の構図に変化の可能性もあるという。3月そうでも4~6月、7~9月政策の限界が予想され円高株安再燃。10月まで続くと述べた。2012~14年の円安で実効レートが昨年6月プラザ合意(1985年)以来の水準に達し、やがて購買力平価105~100円に収斂する見通し。原油をはじめ大幅な資源安で交易条件の改善急ピッチ。貿易収支、経常黒字の拡大が加速している。受け売りだが、ネガティブ金利がBIS(国際決済銀行)の決定で欧州、日本に続き米国も実施目前。最後の延命策といわれる。23日、伝えられた日銀OBの「順序が逆で市場混乱」に当たらずとも遠からず。FRBが3月15~16日のFOMCで利上げできず。利下げもできずネガティブ金利に追い込まれるわけで、ヘッジファンドの仕掛け売りに対し官製相場の再来が予想される。不作為の作為で受け入れ乗り切ることだ。10月以降、来年明るいだけに底値買いのチャンス。消去法で日本の出番がやってくる。悲観から何も生まれない。楽観に限る。
23日の日経平均59円安。大引け1万6052円。TOPIX1292(-8)。東証一部の出来高23億2200万株、売買代金2兆2900億円。3月限が130円高で寄り30円高の1万6100円引け。10年債利回り0.005%変わらず。上海総合が2903(-0.81%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。市況関連と内需・ディフェンシブ関連の循環買い。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)から■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)まで一望できる。■■■(****)と■■■■■■■(****)がモノになると生まれ変わる。同様に、■■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■(****)など笑いが止まらない。(了凡)