気になるFRBの所見 アインシュタインのメッセージも (2016.01.29)
主力中心に安い。買い戻し一巡後見送られた。27日のFRB追加利上げ見送りを受けたもの。29日、日銀の政策決定会合で追加緩和なしを半ば織り込んだ。多少であれ、原油高と円安が小康のあかし。早くても米利上げが3月か4月に後退し間をもてるためだ。日銀も伝家の宝刀を温存し万一に備える模様。ECBを前例に3、4月追加措置も予想される。気になるのがFRBの所見。ドル高と原油安の影響は一時的で、雇用の伸びが力強いという。受け売りだが、イエレン議長は失業とインフレのトレード・オフで有名なフィリップス・カーブの信奉者。失業率が改善するとインフレになる理論。昨年12月5.0%にこぎつけて完全雇用に近くインフレに直面したという。しかし、原油暴落によりデフレが定着。インフレになりそうもない。にもかかわらず、昨年12月断行したのは利上げを必要とする本尊によるものと述べた。彼らは米国に緩和マネーだけで4兆ドル投入し0.25%リターンを稼いだわけで、年4回計1%の追加利上げを見込んでいた。失業率と利上げが関係ない上、デフレに利上げでは食い合わせ。1~3月もっても4~6月、7~9月推して知るべし。腹の中で雷が鳴り始めるに違いない。FRBが間違っていればドル安株安。日本でも円高株安に跳ね返るとみられ、2000年8月日銀のゼロ金利解除に続き二の舞。中途まで下げの半値戻しで追随するが、年後半円高株高が見込まれ反転。緩和マネーにオイルや中国マネーまで日本国債や日本株に緊急避難。他力で日本経済が回り出すという仮説を立てた。原油をはじめ資源の急激かつ大幅な値下がりによるもの。新年度10兆円減税に匹敵し、18ヵ月後実体経済に浸透するため、来年度30ドル割れの原油が電力、ガス、ナフサなど値下がりに拍車をかける。このため、日経が28日トップで伝えた■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)などケタ外れの記録的な最高益が見込まれる。今年ネガティブな相場が来年ポジティブに変わるとみられ、申酉(さるとり)騒ぐ。1~3月踏ん張りどころだ。24日「恐慌で一番苦しんだ国が覇権国」を紹介したが、自律・自我の確立なしに相互依存・ファジーな日本が残るとすれば画期的。われわれも正念場を迎える。1967年から伝えられるアインシュタインのメッセージによると、世界の未来は進むだけ進み幾度か争いが繰り返され、最後戦に疲れる時が来る。その時、人類はまことの平和を求め世界的な盟主が不可欠。武力や金でなく、あらゆる国の歴史をしのぎ最も古く尊い家柄でなくてはならぬ。世界はアジアで始まりアジアに帰る。日本に立ち戻らねばならない。われわれは神に感謝する。日本という尊い国をつくってくれたことを。実現するかどうか。今年が決め手になりそうだ。
28日の日経平均122円安。大引け1万7041円。TOPIX1392(-8)。東証一部の出来高21億4500万株、売買代金2兆3700億円。3月限が130円安で寄り110円安の1万7060円引け。10年債利回り0.220%(+0.010%)。上海総合2655(-2.92%)の引け。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)と■■■■(****)など僅か。焦らず駒を進めたい。■■■■■■(****)がトリとみられ、出番まで富士の裾野を固める相場。■■■(****)は生まれ変わる。(了凡)