疑似体験で動く市場 10年刻みでやってくる金融危機 (2016.02.02)
週明け続伸。再び全面高。買い戻しのほか新規買いも入った。商いを伴っており日経平均一時387円高。1万7905円まであり、半値戻し1万7943円目前。自律反発の目安といわれ折り返し地点。中間反騰も考えられる。1月29日正午過ぎ、日銀がマイナス金利を発表する10分前に日経が電子版で事前報道し勇み足。同総裁が直前まで検討していないと述べた矢先の政治判断。何もしないと暴落の憂き目、発表30分前から為替と株が反応していた。俗に、政権連動相場といわれる所以。7月の参院選を視野に追加緩和、財政出動、さらに消費増税棚上げも伝えられる。再増税の場合、景気条項がないため実施になるが、改めて停止条件を但し書きに法律を通せばこの限りでない。日銀が1月マイナス金利に踏み込んだため、3月15~16日のFOMCまで手詰まり。万一、FRBが利上げを見送り4月も困難となれば、2000年8月日銀がゼロ金利解除に踏み切った二の舞。強行しても反動が大きい。日本は米国株安の影響をもろに受ける。よって、2~3月下値を試すとみられ、1月21日の安値1万6017円に対し2番底狙いと述べた。■■■■■(****)106円、■■■■(****)214円、■■■■■■(****)1148円など一番底が参考になる。前週末、気になったのが10年刻みでやってくる金融危機。キャピタルフライト(資本逃避)によるもので、1998年アジア、2008年リーマンショックに次ぎ18年という仮説。2年後だ。中国のほか米国ももたなくなり、再び相当な円高に跳ね返る見込み。ブラジルやベネズエラ、サウジ、ロシアなど軒並みお手上げ。メガトン級の巨大な危機といわれる。昨年12月米国利上げをきっかけに追加緩和も限界を迎え債務過大。これ以上耐えられなくなったのがマイナス金利。巻き戻しが起きるわけだ。サブプライムのデフォルトが伝えられた2006年末からリーマンショックまで2年。行き過ぎた原油安がスケープゴートをもたらし、2年後となれば目と鼻の先。新日鉄住金(5401)が日新鋼(5413)を取り込むのもわかる。申酉(さるとり)騒ぎ戌(いぬ)笑い亥(いのしし)固まる。3日の節分から本格化。中国の春節(2月8~12日上海休場)も気になるところだ。日本の場合、他力がベース。40年振り逆オイルショック、初のマイナス金利となり前代未聞。前人未到の相場になった。今回はこれまでと違うが、違わないのが当時と似通った足取り。市場は過去をたどり疑似体験で動くという。
2月1日の日経平均346円高。大引け1万7865円。TOPIX1462(+30)。東証一部の出来高35億株、売買代金3兆8500億円。半ば本物で1月29日から10日目。12日のSQが潮目だ。3月限が170円高で寄り230円高の1万7870円引け。10年債利回り0.070%((-0.025%)。上海総合が2688(-1.78%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****) など関係分。■■■(****)は534円引け。2日好決算発表が予想される。2月までお年玉を持ち越した。■■■■■(****)が200円引け。4日発表を控え出番待ち。■■■(****)は282円引け。あく抜けし需給好転。人気化が見込まれる。(了凡)