証券ビュー

アンコール伊勢町

年明けから前人未到 来年になるとわかる日本の回復 (2016.01.22)

買い一巡後全面安。日経平均、TOPIX安値引け。上海総合も安値で引けた。前日NYダウ一時565ドル安の跳ね返り。原油安、円高懸念に包まれオイルマネーの処分売りが続いている。一口でいうと、逆オイルショック。

負の影響が先行し、世界沈没の危機。21日ECB理事会、26~27日FOMC、29~30日の日銀政策決定会合も使い物にならない。3月15~16日のFOMC でFRBが利上げを見送っても材料出尽くし。追加緩和のほか利上げの限界も織り込んでいるためだ。年明けから前人未到の相場。ちゃぶ台返し第2幕と述べた。テクニカルに、2014年10月末の日経平均1万5701円が下値の目安。アベノミクス相場の半値押し1万4809円も紹介した。1~3月国際商品の反発、16~19年同反転を仮説に■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)を底値買い。その後レギュラーを並べ緒線突破。26ドル原油が日本の実体経済に出回る18ヵ月後、交易条件の劇的な改善を見越して読者と乾杯。申より酉(2017年)と戌が面白いと述べた。原油安だけで年間10兆円減税に相当し、20ドル前後に張りつくと恒久減税。たなぼたの10兆円が10年続くことも考えられる。米国の再利上げ見送りや中国株安・人民元安を勘案すると円高に振れること請け合いで予想外のリターン。日本の製造業にとって、120円台の円安より110円台の円高の方が締まる。このため、オイルマネーの売りが一巡すると日本国債や日本株が見直される。2016年を迎え日本も世界も正念場。めいめい淘汰の洗礼を受ける場面。真田丸の1615年から享保の改革直前1715年、ナポレオン戦争1815年、第一次大戦1915年、そしてシリア・ウクライナ戦争の2015年然り。状況証拠に過ぎないが、乗り越えると100年よし。過渡期の語り草になった。黄金分割による40年半周期説によると、幕末1865年を底に1905年日露戦争勝利。1945年敗戦、1985年プラザ合意で天井。来る2025年再び底をつける見通し。40年以上原油と円の高騰に苦しんだ日本が逆オイルショックで精気を取り戻す場面。日本だけ持ちこたえても長続きしない。慎重な対応が望まれる。受け売りだが、1970年代から資源バブルが膨らみ、リーマンショックによる緩和マネーと中国の4兆元景気対策で頭打ち。実体経済に対しマネーの量が大きくなり過ぎた反動。米国経済のよしあしと関係ない。世界同時デフレにあって日本だけ回復する見通し。来年になるとわかる。

21日の日経平均398円安。大引け1万6017円。TOPIX1301(-37)。東証一部の出来高31億8500万株、売買代金3兆円。ボリュームが出てきた。3月限が150円高で寄り320円安の1万6000円引け。10年債利回り0.225%(+0.015%)。上海総合2880(-3.23%)の引け。2000~1600なしに収まらない。値上がり率ランキングによると、関係分でセリア(2782のみ。■■■(****)220円待ち。打診買いの場面。そちこち追証が出始めたようだ。シンポ(5903JQ2月2日、■■■■■(****)も同4日決算発表がポイント。■■■■■(****)同8日、■■■■■(****)同12日に注目。たちが悪い相場になった。来年を視野に入れるとこの裏が出る。(了凡)