ちゃぶ台返しの目安 世界同時デフレで日本だけ回復 (2016.01.19)
週明けも続落。一時、日経平均482円安。買い戻しと政策期待で下げ渋った。前週末NYダウ390ドル安(一時536ドル安)に117円前後の円高、NY原油先物28ドル台、上海総合が昨年8月安値2850(一時2844)を下回るなど押すな押すなの全面安。ザラ場で昨年9月29日の安値1万6901円を更新し、2014年10月末の安値1万5701円が視野に入った。よって、12年11月14日安値8665円から15年6月22日の高値2万0952円までアベノミクス相場の半値押し。1万4809円がちゃぶ台返しの目安。1月26~27日と3月15~16日のFOMCで検証できる。FRBのゼロ金利解除が2000年8月日銀の後追いで、01年3月ゼロ金利に戻し、量的緩和に舵を切ったのも同様と述べた。13日、サマーズ元米財務長官が世界の商品や株に著しい下振れリスク。2年以内に米金融政策が逆戻りするリスクもあると発言。頷いたものだ。米利上げや原油安、中国株安・人民元安をとやかくいうより資源バブル崩壊。実体経済に対し緩和マネーが大きくなり過ぎたという説が有力。黄金分割で計算すると、世界インフレのピーク1981年9月から40年余の日柄で2022年がデフレの大底。FRBの利上げに意味なし。とめどない原油安がデフレのあらまし。金融緩和が資産バブルをつくっただけの愚策であることがわかるはず。受け売りだが、FRBは米国を間違った方向に導く。これから米国経済が厳しいデフレにさらされNY主要3指数総崩れ。専門バカの揃ったFRB首脳陣に対し、日銀も榊原英資や速水総裁の後輩たち。黒田バズーカが出ても1~2週間の鎮静効果にとどまるという。道理であく抜けしない。買い戻しや政策期待で反転しても半値戻し。日本でさえ年内下降トレンドが続く見通し。しかし、アベノミクス直前にデフレギャップを解消し円高一巡。18日述べたように、原油安の影響が18ヵ月後交易条件の劇的な改善となって表面化。世界同時デフレの中で日本だけ回復する。ポジションよしというわけだ。1~3月底値買い。半値戻しを目安に利食い千人力。黄金分割と10進法で10月に大底と仮説を立てた。秋まで欧米や中国、ロシアなど世界の株安につき合うことになる。若林栄四説によると、日本を除き全部沈没するというから痛快。緩和マネーが行き場を失いリスクオフ。世界株安に見舞われ痛手を受ける資産家に対し、碌に資産を持たない一般大衆がガソリンをはじめ資源安を享受。収入が伸びない中でフロー大助かり。これで1~3月のほか10月まで目星がついた。
18日の日経平均191円安。大引け1万6955円。TOPIX1387(-14)。東証一部の出来高22億3000万株、売買代金2兆2400億円。3月限が400円安で寄り290円安の1万6860円引け。10年債利回り0.205%(-0.010%)。0.150%説が伝えられる。上海総合2913(+0.44%)の引け。値上がり率上位によると、関係分でセリア(2782・JQ )だけ。業績のいいものは買われる。シンポ(5903・JQ)然り。丁寧に拾いたい。■■■■■(****)よし。ともに運気好調だ。■■■(****)220円待ち。■■■■■(****)、■■■■■(****)出番待ち。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)突っ込み買い。■■■■■■(****)、■■■■(****)、NDS(1956)、■■■■(****)など強気。つむじ風の中にいると向きがわからないという。(了凡)