証券ビュー

アンコール伊勢町

他力に救われる日本 薄商いで物足りずポジション調整 (2016.01.28)

一転急反発。全面高になった。欧米株高、金・原油先物高、円安など買い戻しによるもの。薄商いで物足りない。27日、ダイヤ急落が伝えられ5年振りの安値。1カラットサイズの標準品が1個7100ドル。昨年の高値7800ドルから9%安い。中国とインドの需要が落ち込み、在庫過剰で買い手市場という。最大手デ・ビアスも安閑としていられない。■■■(****)■■■■(****)を100%子会社にする一方、■■■(****)と提携しインドの市場を共同開拓する旨も初耳。戦後70年有余、考えられないことが次々起きる。26~27日FOMC、28~29日の日銀政策決定会合もそうで、何も起きなくても市場がポジション調整でブレるわけだ。春節明けの2月第2週、再び海外へ資金流出が懸念される中国然り。介入にかかわらず上海株安、人民元安の下振れ明らか。次のFOMC(3月15~16日)にかかってきた。FRBが再利上げしてもしなくてもセレモニー。2000年8月にゼロ金利を解除した日銀の二の舞。追加緩和に逆戻りすると最悪だ。当時の日経平均と同様、昨年10月26日「NYダウ1万ドル安」と述べた通り。すでに覚悟ができている。日本も下げの半値戻しで追随するが、年後半にも底入れしその後独歩高。原油をはじめ国際商品の大幅安と円高により交易条件が劇的に改善。欧米の緩和マネーにオイルや中国マネーまで日本国債や日本株に緊急避難。他力で経済が回り出すというもの。仮説にしても大げさだが、欧米や中国、ロシアなど海外主要国と決定的に違うのが2012年終盤の円安。日柄・値幅ともに1990年のバブル崩壊からデフレ収束を意味するもので、「アベノミクス」登場と重なった。このため、海外主要国が今後20年デフレに向かうベクトルと対極。「日本だけ回復する」という若林栄四説にエールを送るものだ。但し、日本の国運が昨年後半から下振れ。2016~18年調整運だけに慎重な対応が望まれる。今年乱気流が起きやすく8~9月要注意という。申酉(さるとり)騒ぎ戌(いぬ)笑い、亥(いのしし)固まる2019年から上り坂。自力で頑張っていると他力に救われる。27日、72年振り米国で復元された零式艦上戦闘機(ゼロ戦)が海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島)で飛ぶのを動画で見た。日本の復活を示唆するものでエネルギーに満ちている。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)も出番がやってくる。

27日の日経平均455円高。大引け1万7163円。TOPIX1400(+40)。東証一部の出来高22億5700万株、売買代金2兆4500億円。3月限が380円高で寄り510円高の1万7170円引け。10年債利回り0.215%変わらず。上海総合が2735(-0.52%)で引けた。一時2638(-4%)まであった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。自律反発にとどまっている。日経平均が昨年9月29日の安値1万6901円を下回っただけに、24日述べた半値戻し1万7943円が自律反発の目安。ドルと金先物の動きが緩慢で■■■■■■(****)見送り。昨年6月2040円を戻り高値に10ヵ月目の3月が岐路とみられる。■■■(****)、■■■■■(****)強気。■■■(****)も問題ない。(了凡)