戦争なしに経済回らず 供給過剰と需要不足が世界中蔓延 (2016.01.06)
発会翌日続落。11年連続安という。上海総合が持ち直し一時日経平均7円高。戻りが鈍いため引け再び売られた。4日のNYダウ一時467ドル安。このまま終わると、年初1932年以来最大の下落率。当時の恐慌と隣り合わせになる。このため、引け間際に主力が買い戻され276ドル安。ドル高、原油安、利上げ模索など膠着状態。あく抜けに時間がかかりそうだ。新興国が資源安と中国経済の落ち込み、米利上げによる通貨安で動揺し、米ハイイールド債(ダブルB以下)バブル崩壊も伝えられる。1月12日前後を目安に3月にかけて限界説しきり。世界的な大企業や金融機関の信用リスクが懸念される場面。転機を迎える公算が大きい。4日、東証の空売り比率41.2%。5日述べた「2016年の大事件」待ち。日本も世界も淘汰の時代を迎える。1991年旧ソ連が崩壊し米国一極時代。それも08年リーマンショックで終わり、09年から米中二極時代といわれる。しかし、昨年米中対立が決定的になり、直近米国の空気を読むと打倒中国。天敵ロシアと和解まで打診している模様。シェール革命で40年以上続いた中東依存が後退したことも大きい。半面、戦争なしに経済が回らないといわれ、シリアとウクライナが生贄になった印象。FRBが昨年12月に9年振り0.25%利上げを表明。米国経済が「正常」に戻ると述べたイエレン議長を見て出来上がり。1~3月反動を覚悟した。中国の場合、昨年12月反テロ法が成立し日本人もスパイ容疑で4人拘束中。習体制の権力闘争が行き詰まり、追い詰められた状態という。そのせいか、国内の供給過剰と需要不足に手が回らない。科拳による超エリートの株価対策、人民元切り下げ、上場企業の大株主や幹部の株式売却規制など限界。億単位の人間と何兆ドルもの資金を手際よくさばけないのが道理。上海総合が昨年8月に続き二段下げに追い込まれるのも時間の問題だ。米国の場合、再三述べたように2000年8月の日銀ゼロ金利解除と似て非なるもの。景気頭打ちで利上げが進むわけなし。昨年10~12月期決算発表を通じて株安が予想される。たとえ戦時であれ、愛国心と軍事特需だけで経済は回らない。中国による供給過剰と需要不足が世界中に蔓延。1~3月国際商品の反転が興味深い。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)も知っている。1月12日から3月11日までいくとわかるはずだ。この間、シンポ(5903・JQ)の上方修正が見込まれる。■■■■■(****)が高値引け。出来高を伴っている。■■■■■(****)の一部事業再生が手掛かり。2014年1月高値323円に里帰り。取組接近も考えられる。
5日の日経平均76円安。大引け1万8374円。TOPIX1504(-4)。東証一部の出来高19億2300万株、売買代金2兆2000億円。3月限が10円高で寄り20円安の1万8380円引け。10年債利回り0.255%(-0.005%)。上海総合3287(-0.26%)の引け。8日SQ、米雇用統計待ちのポジションになる。■■■(****)が確り。MELK阻害剤167の豪州治験開始によるもの。1~3、4~6月にかけて次々発表が予想される。■■■■■(****)の新製品12日発売開始。動意がうかがえる。■■■■■■(****)、セリア(2782)も堅調だ。(了凡)