生かすも殺すも株次第 不可欠になった中、大暴落の備え (2015.12.29)
新年受け渡しを先取りして高い。日経平均6日振り反発。出来高、売買代金が今年最低という。前週換金売りが一巡し、中低位の材料株中心に掉尾の一振。短期的に需給改善が見込まれる。日経平均の配当落ち分26円。
買い一巡後伸び悩んだものの引け確り。■■(****)、■■■■(****)も買い戻しで高い。寄り前発表された11月の鉱工業生産指数前月比△1.0%に気をもんだが、生産見通しによれば12月0.9%、来年1月6.1%と連続プラスで支援材料になった。28日述べたように、日銀がゼロ金利を解除した2000年8月一時的に戻したが、その後01年3月にかけて大幅安。米国も後追いとみられ、来年7月参院選まで意外高の可能性を探っている。折りしも、本尊筋の情報として2015年12月の中暴落と16年8月の大暴落説を入手。引き締めて臨むところだ。欧米や中ロを見ても明らかなように、よって立つ経済を生かすも殺すも株次第。たとえ強欲、軽佻、浮薄であれ株高なしに経済が回らない。日本のバブル崩壊を体験し25年。今ここで中国のバブル崩壊、米国ゼロ金利解除の軌跡を見破れないとすれば資格なし。本尊筋の中、大暴落にはまるだけだ。原油安が実態経済に影響を与えるまで18ヵ月といわれ、12月18日NY先物安値34.73ドルから1年半後2017年6月佳境入り。日本企業の収益がピークを更新しながら原油安に差し込まれているためで、この間持続的な景気拡大と需要創造を促すうえで正念場。強弱感が対立し申酉(さるとり)騒ぐ見込み。恐らく、専門家の予想外れっぱなし。たとえば、人口動態と地価の関係を調べると、生産年齢人口に対し高齢者の割合が大きな影響を与え、日本の地価が2010年から40年にかけて62%下がるという。今年起きたギリシャ債務問題再燃、中国バブル崩壊、米利上げから中、大暴落の備えが不可欠になった。受け売りだが、丙(ひのえ=西暦末尾6の年)の景気よし。前年の日経平均戦後全勝。しかし、翌年1勝5敗。上昇した1回も1987年のブラックマンデー。前半堅調なようだ。申(さる)年は以前なら右肩上がり。最近、年央にトレンド転換するケースが多い。国際政治の軌道修正によるもの。このため、25日からシンポ(5903・JQ)を立てて運試し。同日、日本フードサービス協会が発表した11月の外食産業市場動向。全体の売上高が99.5%で5ヵ月振り前年割れの中、焼肉105.8%と健闘。年末・年始書き入れ時を迎えた。2Q上方修正を期待できる。
28日の日経平均104円高。大引け1万8873円。TOPIX1529(+13)。東証一部の出来高15億5500万株、売買代金1兆5400億円。3月限が110円高で寄り180円高の1万8900円引け。10年債利回り0.270%(-0.005%)。上海総合3533(-2.59%)の引け。スワリが悪い。値上がり率ランキング上位を見ると、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)など関係分。■■■(****)が反発。TOPK特異的阻害剤の日本特許取得が手掛かり。来春の助走が始まった。医学生物(4557・JQ)も反転が近い。■■■■■■(****)は3200円が当面の目安だ。(了凡)