2016年の大事件 日本も世界も淘汰の時代を迎える (2016.01.05)
4日振り反落。後場大幅安になった。昨年末安値で引けたNYに対し、年明け早々サウジとイランが国交断絶。ドバイの原油3月渡し34ドル(昨年12月末の2月渡し32.60ドル)で始まり一時日経平均82円安。その後、中国の昨年12月製造業PMI48.2(11月48.6)、10ヵ月連続50割れが伝えられ先物・裁定解消売りに急落。さらに、後場中国が導入したばかりのCSI300指数が7%下落し大引けまで取引停止。引け間際639円安まであり波乱の幕開け。119円台前半の円高に跳ね返った。4日述べた通り、昨年12月18日の上ヒゲ515円高・366円安を巡るしっぺ返し。同日、日銀総裁が「正念場を迎え思い切った対応を取る」と語ったものの、引けあと118円台後半まで円高が進んだ。米利上げに中東情勢悪化、中国経済の落ち込みなど日銀にとって過大。2013年から異次元緩和2年9ヵ月。物価2%の公約が困難になった。限界まで1月12日に買い3月11日に売るポジション。主力中心にインデックス離れが予想され、中小型の材料株が幕間つなぎ。一例が■■■(****)だ。業績回復が手掛かりで1、2Q予想以上。増配を期待できる情勢になった。2月にかけて上方修正が考えられる。もうひとつある。旧知の読者から寄せられたもので、■■■■■(****)がそうだ。1999年当時、■■■■(****)を買収し、プリント配線基盤の試作品で国内指折りとなり6900円の上場来高値をつけた。今回、■■(****)解体がもれ伝えられる中、■■■■■(****)の子会社一部を譲り受け成形、プレス事業に活路。大幅増益、増配が見込まれるため。昨年12月28日から動き出した。社運によると、今年運気急上昇。パニックの恐れありという。4日1円高と締まり、引け味がいい。日本も世界も淘汰の時代を迎える。業界トップかM&Aなしに勝ち残りが難しい。受け売りだが、正月気になったのが日経の3日付け経営者アンケート。過去数十年で日経平均の高安ぴったり的中が1972、1989年と2015年の3度のみ。翌年、大事件が起きている。1972年10月オイルショック、1990年明け営業特金解体による1万円安も事実。2016年が注目される所以だ。米利上げと中国バブル崩壊、逆オイルショックが主因。にもかかわらず、消去法で日本が残るというババ抜きゲーム。外資vs国内勢の戦い。今年、日経平均が5年振り陰線。十字足を仮説に検証する。
4日の日経平均582円安。大引け1万8450円。TOPIX1509(-37)。東証一部の出来高19億8600万株、売買代金2兆2600億円。3月限が190円安で寄り620円安の1万8380円引け。10年債利回り0.260%(-0.005%)。上海総合3296(‐6.86%)。値上がり率ランキングを見ると、関係分で■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が値を保った程度。一昨年の納会、昨年も発会から安く3日目に買い戻しが入り日経平均僅か2円高。絶対に諦めないことだ。■■■■■(****)と■■■(****)、■■■■■(****)よし。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など強気。売り一巡後、相当な買い戻しが予想される(了凡)