見方対立し小康状態 米利上げの反動1月に持ち越し (2015.12.24)
下げ渋り模様眺め。一進一退のまま引けた。16日米利上げと18日の日銀緩和補完策が発表され材料出尽くし。サンタがこないという。均衡点を巡り試行錯誤が続いているためで、株と原油・金先物のほか為替や金利との関係も諸説粉々。
至るところで見方がわかれた。受け売りだが、従来米利上げ開始後米株価も堅調。数年後、短期金利が長期金利や株の利回りに並ぶと調整入り。暫く株高が続くといわれる。しかし、昨年10月FRBが追加緩和を打ち切り1年有余利上げアナウンス。すでに数年分ドル高を織り込み、引き締め効果が出ている旨の説も有力。見方の対立が小康をもたらした。このため、新国立受注を決めた■■■■(****)が買われ、リストラを発表した■■(****)が売られた。米本社が日本の子会社売却を打診している■■■■■■■■(****)も安い。個別材料によるもので幕間つなぎ。年末年始、世界中の資金を米国に呼び込んだ反動が予想され、1月に持ち越しと述べた。4日通常国会が始まり、軽減税率や予算、TPP関連など積み残し法案審議。5月サミット、7月参院選など過密なところがミソ。米国も11月の大統領選を前にめまぐるしい。08年から7年続いたゼロ金利政策が16日解除され、ダウ平均が7年連続陽線になるか厳しい情勢。戦後米国の景気拡大期が平均58.4ヵ月(約5年)に対し、現在1年半超過し利上げ直後の踊り場。来年も順調な利上げが進むと考えにくい。原油・金先物や為替、金利など次第に不均衡が明らかになり、市場が経済合理性を判断するわけだ。リスクオフなら円が買われ、株も引っ張られる。見方が対立すると商いも増える。まさに、申酉(さるとり)騒ぐ。このあと、戌笑い亥固まる。子繁栄し丑つまずくという。取引所再開から2014年まで65年の年間騰落率を見ると、申年9.9%高で干支12のうち7位。1~2月が肝腎なところだ。せめて、戌笑い亥固まるまでおつき合いしたい。そこまでいくと、勝ち組がなくなる。欧米や中ロ然り。消去法で日本が残るというのが持論。原油安と円高を呼び水にAIやIoTなどものづくりパートⅡ。戦後70年の積み重ねが生きてくる。その前に、先物で原油30ドル・金1000ドル割れが反転の目安。膠着状態のあと、ふるいにかけられる。■■■■■(****)120円、■■■■(****)250円、■■■■■■(****)で1020円が高値から半値の水準。射止めてみたいものだ。
22日の日経平均29円安。大引け1万8886円。TOPIX1533(+2)。東証一部の出来高19億7400万株、売買代金1兆9300億円。3月限が30円高で寄り10円高の1万8870円引け。10年債利回り0.275%(+0.005%)上海総合3651(+0.26%)の引け。値上がり率ランキング上位によると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。野村総研によると、航空機やオーディオ部品など3Dプリンターのビジネス本格化。IoT標準化により弾みがつく見通し。やがて、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)など出番。1月買い下がりだ。■■■■■(****)、■■■■(****)然り。■■■■■(****)が一触即発になった。(了凡)