大山鳴動して鼠一匹 ゴールドマン日本例外と結論出す (2015.12.14)
前週末戻した。三空ならぬ自律反発。週明けに持ち越した。原油安と米利上げが同時進行。影響を計りかねている。1年前なら、FRB0.25%利上げに対し日銀80兆円の追加緩和で収まった。今回、逆オイルショックにドル防衛の構図。景気や雇用、GDP統計など経済で説明できず、FRBの利上げで利益を得る本尊筋の仕掛けといわれる。FRB(連邦準備制度理事会)がコストゼロのドルを米国に貸しつけ利益が増える上、ペンタゴンやCIAなどドル防衛につながり共通の利益。あわよくば、16日のFOMCで全会一致の利上げを表明。欧州やロシア、中国、サウジなど体制崩壊を狙った深慮遠謀といえなくもない。11日述べたように、日本が例外。今年上期1兆3086億円の貿易赤字が10月1115億円に黒字転換。その後の原油安と円高で経常黒字が大幅に拡大。試算で通年16兆7000億円、来年18兆5000億円までお伝えした。円がじり高となり、原油が30ドル前半になると20ドル説に現実味。たとえ緊急避難でも円高株高が予想される。このため、三空買いを打ち出した。週明け、欧米株安を受けて世界中鵜の目鷹の目。15〜16日FOMC、17〜18日の日銀政策決定会合に首ったけ。週末の運命に喧喧諤諤(けんけんがくがく)の様相だ。しかし、ゴールドマンが結論を出した。シェール革命で米国の中東政策が一変。今後、あり余る米国の原油やシェールガス輸出が本格化するとOPEC、非OPECもお手上げだ。これまで一番割りを食った日本が復活。米利上げに伴うちゃぶ台返しが一巡すると円高株高。TOPIX1800、日経平均で2万2700円が見込まれるという。当サイトが今年6月26日に述べたTOPIX1800、日経平均2万2000円に近い。それに、日銀が2000年8月ゼロ金利を解除。01年3月再びゼロ金利に戻し、史上初の量的緩和に踏み切った10月27日のサイトも読み返した。16〜17日混乱が起きるのも事実で市場から学ぶところ。中長期強気、目先逆張りで対応できる。押し詰まってきたが、来年米国が大統領選で日本は参院選。後者はW選含みで首相の「憲法改正」がかかっている。株高再燃と円高も考えられ週明け受けて立つ構えだ。11日の値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■(****)、NDS(1956)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。比較的多い。マザーズが活況を呈している。
11日の日経平均183円高。大引け1万9230円。TOPIX1549円(+9)。東証一部の出来高24億株、売買代金3兆円(うちSQ8000〜9000億円)。SQ値1万8943円。10年債利回り0.310%(+0.005%)。上海総合3434(-0.61%)の引け。16〜18日作用、反作用を吟味する場面。17日取材のため、18日付本欄を休載します。気になったら18日にお電話下さい。■■■■■(****)は踊り場。9日534円を高値に調整3日。反転に10日前後かかる。来年1月12日発売の新製品「STL工房2」が手掛かり。高値更新が見込まれる。■■■(****)出番待ち。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)など強気。世界中危機に備え待機しているが、大山鳴動して鼠一匹。21日から大揺れとみられる。(了凡)