証券ビュー

アンコール伊勢町

16日米利上げの波紋 株安が一線越えるとさらに見送り (2015.12.10)

9日も安い。原油安によるもので欧米株安、円高を受けて続落。11日メジャーSQを控えポジション調整が目立つ。機械受注(10月)が事前のマイナス予想から前月比10.7%増になり気休め。8日NYで期先1月物一時36.64ドル、9日ドバイでも来年2月物が同35.50ドルをつけ安値を更新した原油に押し切られた。NYで話題になったのがダウとデュポンの統合交渉。時価総額14兆円にのぼり化学の世界最大手になるが、事業3分割をはじめ調整難航。ドル高に伴う海外事業の不振が主因という。11月に製薬大手のファイザーがアイルランド同業大手と合併を発表。研究開発で国から巨額の助成金を受け取りながら、アイルランドに本社を移転し節税を図るものと批判された。このほか、GEが家電部門を欧州最大手エレクトロラックスに売却を持ちかけ断念。米国は経済好調どころか反転一巡。踊り場とみられる。11月はマリオットが同業スターウッドを1兆5000億円で買収。世界5500拠点(110万室)のホテルチェーン最大手誕生といわれながら当日1.3%値上がりにとどまった。世界最大手になってもゴール。大きくなり過ぎた恐竜が変化に適応できないのと似ている。チャンピオンになるともう上がない。日本でも原油安をかぶりJXホールディングスと東燃ゼネラル統合を発表したが、30ドル割れとなれば最大手でも赤字。OPEC 、非OPEC にISさえ首が回らない。それが、来週16日FOMC声明による米利上げの波紋。これまでドラギショック、米雇用統計好感、OPEC総会物別れの顚末(てんまつ)。来週明け日銀短観からFOMC、18日の日銀政策決定会合で決まり。株安が一線を越えると、さらに利上げ見送りも考えられ、買い戻し一巡から再び売られる場面。注意が必要だ。しかし、日本は原油安による貿易収支好転、経常黒字拡大が有力な手掛かり。欧米や中ロなど海外から緊急避難の円高、株高も予想される。このため、半身に構え逆張り。市場ニーズに合致した値上がり率ランキングに首ったけだ。9日■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、医学生物(4557JQ など関係分。このうち、■■■■■(****)が予想以上。人気集中の公算もある。来年1月12日発売する新製品「STL工房2」の下馬評によるもの。理化学研究所のポリゴン編集アルゴリズム搭載が決め手といわれる。来年から本格的な上昇運。3Dプリンターの担い手になった。月足3本目で大陽線が見込まれる。

9日の日経平均191円安。大引け1万9301円。TOPIX1555(-13)。東証一部の出来高20億4300万株、売買代金2兆3900億円。12月限が90円安で寄り190円安の1万9300円引け。10年債利回り0.310%変わらず。上海総合3472(+0.07%)の引け。中国はSDR採用、爆買いが一巡し出来上がり。来年10月航行に出るタイタニック号に乗った。■■■(****)出番待ち。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)突っ込み待ち。■■■(****)、■■■■(****)が待てど暮らせど上がらない。(了凡)