攻めないと守れない FOMC明け株価次第の利上げ (2015.12.08)
週明け高い。一時、日経平均307円高。買い戻しによるもので後場伸び悩み。前週末435円安に対し44%戻した。3日ドラギショック、4日米雇用統計好感・OPEC総会物別れなどめまぐるしい。
週末メジャーSQ、信用取引の6月高値(2万0868円)期日もありヘアピンカーブそのもの。ポジション調整に明け暮れた。16日FOMC明け米利上げ0.25%、0.125%、さらに見送りも選択肢。ひとえに株価次第。それも景気や雇用統計にかかわらず別の意図があるといわれ暴落説が根強い。なぜFRBが利上げに前向きなのか。利益を得る本尊がいるためで、ネオコンはじめ国際金融資本という見方がもっぱら。そうでなくても、OPEC・非OPEC増産、世界の鉱山会社破綻説、異次元緩和限界説、底が抜けたバルチック海運指数など無気味な年の瀬。米国の自動車販売が最高といわれる足もと、利上げ目前の駆け込み。年明け反動が予想され株安につながる。このため、7日極端な薄商い。東証一部の出来高が今年2番目の落ち込み。売買代金も10月20日以来の2兆円割れ。しらけたままだ。国内景気に目を向けても、11月16日発表された7~9月期GDP2期連続マイナスが気掛かり。消費増税の反動をかぶった昨年4~6月期、7~9月期に対しそれぞれ1%プラスで回復に程遠い。政府の補正予算3兆円余り。以前述べた外為特別会計20兆円を虎の子に温存した。現在のGDPギャップ約10兆円。7日ドバイで原油スポット価格が7年振りの安値をつけ、来年2月渡し1バレル38.20ドル(1.40ドル安)に続落。11月安値を下回り30ドル割れも視野に入った。金先物1000ドル割れと似たような足取り。米利上げ0.25%、0.125%でもこたえる。原油輸出が国家財政の9割を占めるベネズエラと鉄鉱石輸出の大幅な落ち込みにあえぐブラジルがもたないという。中国やロシアの台所も火の車で、年内持ちこたえても年明け利上げの影響をもろに受ける見込み。このため、16日まで逆張り。17日、市場が前代未聞の事態に答えを出してから動くほかない。年末年始も鯨幕相場。来年2月にも願い下げ。欧米から緩和マネーがどう動くか。むしろ、金や原油先物をはじめ国際商品が鍵を握っている。7日の値上がり率ランキングによると、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。この中にもヒントがある。
7日の日経平均193円高。大引け1万9698円。TOPIX1585(+11)。東証一部の出来高16億5700万株、売買代金1兆8900億円。12月限が360円高で寄り290円高の1万9750円引け。10年債利回り0.330%(+0.005%)。上海総合3536(+0.34%)の引け。日経平均が3日の窓(1万9862円)を埋めるといくらかマシになる。二空、三空の備えによるものだ、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など強気。攻めないと守れない。(了凡)