証券ビュー

アンコール伊勢町

12月利上げ2月底入れ 郵政とMRJ成功が明るい材料 (2015.11.13)

終日まちまち。一進一退になった。手詰まりによるもので、週末オプションSQ、来週明け7~9月期GDP発表、日銀の政策決定会合など織り込み済み。

12月の米利上げさえ最低2回(1回0.25%)、欧州の追加緩和に至ってはマイナス金利の拡大を見越した動き。8月後半の世界株安から欧米と日本、中国など緩和中毒が蔓延し市場の流動性低下をもたらした。10月23日述べたように、やり場のない11月。11日にNY金先物1084ドル(-3.6ドル)、原油同42.93ドル(-1.2ドル)が来年のデフレを先取りするものだ。受け売りだが、米利上げ過去3回のケースによると高値から10%下落。3ヵ月調整のデータがあり、12月を前提にすると2月底入れ。騰落率が低いだけに行き過ぎも考えられる。日本の場合、郵政グループ上場とMRJの初飛行成功が明るい材料。それでも、8日立冬を過ぎ盛り上がりに欠ける。郵政上場の実体が明らかになった。銀行系証券会社の売り出しで7割がビギナー。成長期待薄の3社を買ってもらうため、政府が予想利回りを東証一部平均(1.57%)の2倍に設定。それが「資産株」ニーズにマッチして富裕層に受けた。2次売り出しを3年先とし、一連の売却で2022年度までに4兆円調達を目指すという。11日、■■■■(****)が公開価格1400円に対し1860円の引け。32.8%上昇し余熱が残るのもわかる。しかし、12月米利上げとなれば来年2月行き過ぎた反動も見込まれ、■■■■■(****)を例に高値の半値で手に入ると述べた。今や、世界の株式市場が腫れ物に触るような地合い。割安な時に買い、割高な時に売らないと宝の持ち腐れ。緩和中毒につける薬がない上、100年に一度のヘアピンカーブでハンドルを切るのに精一杯。来年先送りの限界をしのいだとしても時限爆弾を抱えたままだ。かつて共産党政権で計画経済を国策にした中国、ソ連、東ドイツ、北朝鮮、さらにキューバなど破綻。ケインジアンの欧米資本主義も事実上債務超過。延命を画策しているのに過ぎない。日本は25年前バブル崩壊を体験し、2013年第2次安倍政権成立前後にデフレ脱却。円高一巡と同時に需給ギャップが好転した。これまで3年、曲がりなりにバランスを取り戻している。11月11日午前11時2分、MRJ初飛行成功が完成機ビジネスの第一歩。自動車3万点に対し95万点の部品点数がゼロ戦、YS―11とも一線を画した日本の新たなフロンティアになった。今後、自動車の30倍に相当する航空機のマーケットが誕生する見通しだ。
 12日の日経平均6円高。大引け1万9697円。TOPIX1593(-1)。東証一部の出来高20億9700万株、売買代金2兆2700億円。12月限が110円安で寄り60円安の1万9680円引け。10年債利回り0.310%(-0.005%)。上海総合が3632(-0.48%)で引けた。値上がり率ランキングを見ると、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。11日アタリがきた■■■(****))出番待ち。■■■■■■■(****)に見どころ。■■■■(****)のほか■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など中長期大化け。■■■■■■■■■(****)も面白い。(了凡)