証券ビュー

アンコール伊勢町

早ければ月内底入れ  日経平均にもたれるNYダウ (2011.10.05)

世界株安堂々巡り。続落している。3日10年ぶり100円96銭をつけたユーロ急落を受けたもの。腰砕けになったNYダウ258ドル安が日経平均にもたれかかった。米国もギリシャ同様2ヵ月ぶりデフォルトが伝えられ、日本も巻き添えを食うという。ギリシャで気になるのは、アテネの地下鉄。毎回のようにスリ集団に取り囲まれ、車中さまざまな男たちが体を押しつけてくるという。町のあちこち警官がたむろしていて取り締まらず、往来がマヒ状態でも誰も交通整理しない。ソクラテスやプラトン、五輪発祥のイメージがここまで落ちぶれた。過去5回デフォルトの前科があり、今回もアウトとみられる。EU首脳は2013年半ばESM(欧州安定メカニズム)立ち上げまで支援するというが、今月乗り切るのも至難である。一方、米国は7日雇用統計発表よりシティバンクが泣きどころ。2日読売新聞が伝えたように、マネーロンダリングに問題があり、日本の現地法人が業務停止になると厄介。シティグループ全体に影響が出て米国も動揺する。金融庁の行政処分は04、09年につぎ3度目。早ければ月内に出る模様。8、9月見送り下げの第2波を持ち越したが、3日から釣瓶落としの下げ。あく抜けが迫ってきた。前日述べたスーパーコンピュータ「京」でノーベル賞ものの■■■(****)300円、 ■■■■■(****)の1400円前後出物。■■(****)が9月30日から飛び出したが、■■■(****)、■■■■(****)も出番待ち。振ってきたらしめたものだ。米国のバックボーンはピュ―リタリズム。1620年メイフラワー号に乗ってやってきたピルグリム・ファーザーズたちによってつくられた。独立戦争で英国を破り400年。ひとつの文明がトップランナーであり続けるのは400年がめどといわれ、まもなくバトンタッチを受けるのはアジア。今世紀中に選手交代の決定的な瞬間があるはず。否応なく不可避なものになるという。だとすれば、当面日本しかない。前日体力勝負と述べたが、日本は企業部門で戦うほかない。ギリシャよりシティグループにメスが入れば流れが変わる。■■■■■(****)、■■■■(****)も底入れすると考えられる。

日経平均は89円安。前場一時186円安まであり大引け8456円。後場売り一巡から持ち直した。出来高20億6900万株、売買代金1兆3100億円。持ち駒で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)しっかり。■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)しかり。全体の流れとひと味違う足取りだ。共通するのは、ナンバーワンないしオンリーワン。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)もそうだ。米国が日本の航空機開発を解禁した1957年から54年。YS‐11につぐMRJの登場により戦前の零戦が復活する思い。自動車、新幹線で成功した日本がいよいよ航空機、ロケットに挑戦。潜在的にはイトカワのレベル。来年央の初飛行が待たれる。何しろ、自動車の部品3万点に対し100万点。裾野が広いうえ、1000、2000機受注した時の波及効果も凄まじい。100人以下のリージョナルジェット市場が来年の焦点になる。そして、タオ―老子から一節。すべてを失ったところにはエネルギーが満ちてくる。物理的な法則であり、震災・原発事故に見舞われた福島の復興を予言しているという。(了凡)