やむを得ない金縛り トンネルの先明るいだけに前向き (2015.10.09)
手詰まりから反落。後場一段安になった。前日まで日経平均6連騰。自律反発に尾鰭がついたものでSQを控え手返し。7、8日転機に違いない。1〜7日国慶節で連休明けの上海総合3143(+2.97%)の引け。世界の自律反発に鞘寄せしたほか、ノーベル賞関連が人気を集めた。中国経済の減速が明らかになり、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)の戻りが鈍いのも気になるところ。内閣府が発表した8月の機械受注統計が5.7%減とあって気勢が上がらない。国内に設備投資が出てこないと首相のGDP600兆円など夢のまた夢。前日述べたシリア難民問題、VW不正事件、カタルーニャ独立など欧州もややこしい。世界中50年か100年に1度の天災、人災が頻繁に起きており解決策が見当たらない。以前、応仁の乱(1467〜77)グローバル版と述べた通りだ。受け売りだが、足利義政、日野富子、細川勝元、山名宗全や畠山・斯波兄弟ら当時の権力者が一致団結して展開した焦土戦。高い地位にある連中が無能揃いになり下剋上続出。戦国時代に突入した。菊池寛によると、内乱として何ら驚くものがあるわけでない。勇壮な場面や華々しい情景に乏しい。活躍する人物も英雄豪傑がいないという。現代とそっくりだ。50年前の証券恐慌、100年前の第1次大戦が物語るように、従来の制度やシステムが機能不全になり不如意になりかけた。リーマンショックであれほど世界に迷惑をかけながら、基軸通貨をよりどころに延べ400兆円の金融緩和で「ひとり勝ち」といわれる米国のちゃぶ台返し。シリア、ウクライナ内戦を伏線に6月ギリシャ、7月から中国を巻き込みガス抜き。資源安、新興国の通貨安が待ったをかけた。8日国慶節明けから27〜28日FOMC、30日再び日銀の政策決定会合まで金縛り。やむを得ない。波乱のたび日本が見直されるのも事実で、TPPも粘りに粘り免疫力がついた。来週も皆目見当がつかず戻りを試す場面。日経平均の半値戻し1万8923円が目安。二重、三重に待機資金をつくり、ちゃぶ台返し断固買いの口上まで述べた。来年7月「W選挙」を念頭にありったけ政策対応が見込まれるためで、選挙が終われば後の祭り。応仁の乱再開が予想される。米国でバーナンキ前FRB議長が5日TV番組に出演。早期利上げに対し「インフレ目標の2%に達していない」と牽制した。自身の回顧録「行動する勇気」を宣伝するためという。
8日の日経平均181円安。大引け1万8141円。TOPIX1481(-11)。東証一部の出来高23億1100万株、売買代金2兆6100億円。12月限が70円安で寄り280円安の1万8100円引け。10年債利回り0.330%(+0.005%)。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)などにとどまった。7〜9月期に続き10〜12月期も下振れが予想され、日経平均が9月29日の安値1万6901円を切らないとあく抜けしない。来年2〜3月トンネルの先が明るいだけに前向きだ。TPPやノーベル賞関連も見直される。26〜30日MRJ初飛行が伝えられ、■■■■■(****)と■■■■■■(****)の半値戻しを期待できる。■■■■(****)もそうだ。(了凡)