小康保つちゃぶ台返し 米国と中国の大底2021~23年 (2015.10.29)
反発して始まり高安まちまち。終始もみ合った。今週に限りFOMCや日銀の政策決定会合、米海軍南沙諸島航行などめまぐるしい。オバマ政権と議会与野党の折り合いがつき、米債務不履行回避も伝えられた。
7~9月期決算発表や修正予想に反応し一進一退。■■■■■(****)と■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)3銘柄で日経平均が75円上昇。小康を保っている。来週、郵政グループ上場を控えているためだ。国の将来を左右するもので利食いできると成功。外れても、ちゃぶ台返しで安値を拾えば高利回りを満喫できる。米利上げ、追加緩和も先送りといわれ、やり場のない11月。リチャード・クーの分析が目に留まった。いわく、通常の金融緩和は全体にマネーサプライを促すが、バランスシート不況では運用資金を増やすだけ。これまで多くの投資家が中央銀行のマネタリーベースをマネーサプライの伸びと混同し、やがて景気が良くなる前提で動いてきたが、ジャブジャブなのは運用担当者の域にとどまる。実体経済は、民間の資金需要がないため景気の低迷が続く。全体が見える投資家はマネーサプライが伸びず、景気がよくならない前提で債券市場に目を向けるが、見えないと、量的緩和でマネーサプライが伸び景気もよくなる連想で株を買うことになる。米国の場合、株価が実体経済を飛び越してウォルマートやキャタピラーなど下方修正をもたらした。率直なところ、NYダウの戻りが一巡すると「破裂寸前」の静けさ。日本の場合、バブル崩壊から利下げが一巡するまで5年かかった。何もしないのが組織防衛の伝統といわれる。FRB、ECBが目一杯緩和したのに対し、異次元2回の日銀ならまだマシ。ちゃぶ台返しと渡り合える。もう一つ、気になったのが中国国務院の話。今後50以上の人工島を南シナ海と東シナ海につくり、近く3隻の空母を10隻に増やして太平洋とアジア一帯を網羅するという。おのずと米国の耳に入り、今回数週間から数カ月牽制航行が続く見通し。若林栄四氏によると、黄金分割で計算した米国の大底2022年。中国も共産党結成(1921年)から100年後の2021~23年が最大の危機という。これらを左右するのがちゃぶ台返し。モノにするとリターンも大きい。10、11月ジャブで様子をうかがうところだ。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など健闘している。
28日の日経平均125円高。大引け1万8903円。TOPIX1547(+4)。東証一部の出来高17億1900万株、売買代金2兆1600億円。12月限が変わらずで寄り90円高の1万8930円引け。10年債利回り0.295%(-0.005%)。■■■(****)と■■■■(****)が高い。うまくいくと新調できる。■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など強気。地元で名工建設(1869)、矢作建設(1870)、NDS(1956)がリニア関連。名古屋駅が品川駅のように生まれ変わる。(了凡)