証券ビュー

アンコール伊勢町

水面下で材料具体化 週明け転機もう駄目から始まる (2015.08.24)

前週末全面安。日経平均、TOPIXも安値引け。世界同時株安になった。7月から中国の実体経済が目に見えて悪化。天津の爆発事故で拍車がかかったほか、21日東京でも原油先物が7カ月振り安値を更新。

資源国の通貨安を誘発し、市場の混乱が予想されるためだ。一方、安倍首相(60)の健康不安説が週刊誌を通じて流れており、週明け安いとの憶測も広がった。NYダウ530ドル安然り。8月19日、日経平均を見て「あと3日で調整一巡」と述べたように和戦両様。週明け、11日の戻り高値2万0946円から調整10日目。前週末シカゴ先物が1万8970円で引け、7月9日の安値1万9115円を大幅に下回り転機。そうは問屋がおろさない。思いのほか円高株安に振れ、7〜9月期GDPもマイナスが見込まれる。来年7月参院選、消費税10%も儘ならないためだ。10兆円規模の景気対策、消費再増税見送り、衆参ダブル選など水面下で浮上。具体化すると買い戻しを迫られる。むしろ、日経平均が急落して割高感が後退。上海総合が前週末3507(-4.27%)で引け中国指導部もじっとしていられない。逆に急反発が見込まれる。首相の健康不安説について以下の通り。6月30日東京ステーションホテルでJR東日本社長と会食中に吐血。7月1日上野の田中食堂で食事後、帰宅中の車内で腹痛。8月6日広島で平和記念式典に出席中に体調を崩したという。再三述べるが、首相は8〜9月天中殺だけに注意が必要。9月の自民党総裁選で再選される見通しだが、健康が条件に変わりない。現時点で日銀のQQE(量的・質的緩和)が失敗に陥る確率8割といわれ、追加緩和3度目を強行したところで玉不足。有事の追加手段も先細りといわれる。20日述べたように、何事であれ「もう駄目から始まる」わけで、8〜9月踏ん張りどころだ。市場が実体経済を半年先取りしており来年2〜3月きつい。21日、全業種値下がり。東証一部のうち値上がり33、値下がり1854、変わらず4。関係分の値上がりも唯一■■■■(****)にとどまった。ここで弱気なら身も蓋もない。現在、1971年のニクソンショックから40年続いた超円高と、1973年の石油ショックから同じく40年を数える原油高騰の反動。2年や3年の調整で収まらず10年がかり。これまでの常識が失われ逆回転。巻き戻しが世界中に広がる。成功した連中ほど適応が困難になる。このため、全上場企業を対象に適者生存のパートナーを選ぶわけだ。8〜9月にわかる。
 21日の日経平均597円安。1万9435円安値引け。TOPIXも1573(-50)安値引け。東証一部の出来高27億6500万株、売買代金3兆1900億円。9月限が280円安で寄り610円安の1万9430円。10年債利回り0.360%(+0.005%)。「ちゃぶ台返し」が余りに大きいめ、6〜7月ギリシャと中国をつかまえガス抜き。徐々にショックを吸収しているのがうかがえる。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■(****)などよし。■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)強気。■■■■(****)に■■■■■■(****)も控えている。(了凡)