日中あげて我慢比べ 万一に備えちゃぶ台返しを吸収 (2015.09.01)
週明け反落。主力中心に見送られた。寄り前発表された7月の鉱工業生産指数前月比0.6%減を受けたもので、後場上海総合指数3109(-3.81%)に引っ張られ日経平均一時387円安。引け下げ渋った。
上海総合も3205(-0.82%)まで持ち直している。習近平主席(62)が9月3日抗日戦勝記念軍事パレード挙行に伴い、8月27日から株式市場を支えるため介入を再開したという。28日、中国人民銀行が中心レートを1ドル6.3986元に0.15%引き上げた。前週末182円に迫った日経平均の半値戻し1万9374円を前に反落。3日同パレード後、4日米雇用統計発表では間がもてない。9月後半同主席が国賓待遇で渡米し米中首脳会談。国連総会で演説する模様であり中国の面子相場。同主席、首相も8~9月天中殺とわかり日中あげて我慢比べだ。7月9日上海総合暴落から10週目に相当する9月第3週が次の節目と述べた。これから3週戻りを試すとみられ、16~17日FOMC後米利上げが見送られても一旦手仕舞い。10月のちゃぶ台返しに備える場面。11月にかけて郵政上場が具体化するだけにやりにくい。7月の鉱工業生産2ヵ月振り97.7%に低下。スマホをはじめ中国向け電子部品の落ち込みが主因。全体で8月の生産2.8%増に対し9月1.7%減の見通し自体がしょぼい。現在、GDPの需給ギャップ約10兆円。消費増税とチャイナショックの影響といわれ、10~12月悪化すると今国会で補正予算を組むことも考えられる。減税、給付金が有効といわれ、外為特別会計の含み益20兆円が原資。手をつけずに回ればよし。万一に備えるとちゃぶ台返しを吸収できる。9月の主要日程によると、9日自民党総裁選公示、11日新安保法案参院採決(大規模デモ)、14日同法案成立(60日ルールで衆院再可決も)。14~15日、日銀金融政策決定会合。15日から国連総会。下旬に首相訪米・国連総会演説・日米首脳会談も。27日通常国会会期末、月末自民党役員人事・内閣改造。10月末臨時国会召集などめまぐるしい。一旦手仕舞い、待機資金で消化。吸収できるはずだ。■■■(****)が一例。340円で引け675万株出来た。8月25日投げ一巡から反転。日証金の取組接近を手掛かりに一本立ち。350円カイに持ち込むと踏みが入る。材料山積にかかわらず表に出ないところがミソ。IR待ちだ。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、医学生物(4557・JQ)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。9月に入り踏ん張りどころだ。
8月31日の日経平均245円安。大引け1万8890円。TOPIX1537(-12)。東証一部の出来高24億7300万株、売買代金2兆7400億円。9月限が180円安で寄り340円安の1万8840円引け。10年債利回り0.380%変わらず。これからポジション調整に明け暮れる。■■■■(****)、NDS(1956)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)のほか■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など強気。8月30日の日経トップで■■■(****)が全国でIT農業も興味深い。お互いに弱さを認め、助け合うのが健全な社会という。(了凡)