17日GDPマイナス 7〜9月期マイナスなら追加緩和 (2015.08.17)
前週末反落。下げ渋った。人民元の基準値が4日振り0.05%引き上げられ買い戻し一巡。17日、4〜6月期GDP発表を控え見送られた。オプションSQ(2万0540円)にかかわらず極端な薄商い。
手詰まり、盆休みもあり日経平均がSQ値を下回って引けた。上海総合指数3965(+0.27%)を見ると「一見」落着。よほどのことだが、米国との間で調整済み。米国の利上げを牽制し、SDR、AIIBに備えたとの見方もある。人民元急落によらず、月平均1%前後引き下げ、1年程度かけて景気の落ち込みに歯止め。一件落着を目指すという。むしろ、日本が問題。6月を踊り場に7月から景気悪化が伝えられ、週明け発表される実質GDPマイナスの予想しきり。民間エコノミスト(ESPフォーキャスト調査)-1.55%。ドイツ証券-0.7%、バークレイズ証券-1.7%。モルガン・スタンレーの-2%がきつい。GDPの6割を占める個人消費が低迷し輸出の伸び悩みによるもの。1〜3月期+0.4%(年率+1.7%)を受けて2015年度+1.5%(14年度-1.0%)の見通しだったが、米国の利上げが伝えられる中で7月から中国の景気減速が予想以上。このため、7〜9月期(11月16日発表予定)もマイナスで持ち切り。株高の恩恵があるシニア層と低所得層に二極化し、一部大企業の賃上げだけで埋め切れないという。日銀のインフレ政策も限界。需要不足にかかわらず物価を先に上げようとしており持続困難。大幅な円安に伴い必需品の食品値上がりがこたえる。需給が改善し物価が上昇するならわかるが、期待インフレ率も上がらずじまい。円安による物価上昇が不毛な政策になった。しかし、13日NY原油先物が一時41.35(3月42.03)ドルをつけ6年5カ月振りの安値。リーマンショック後09年40ドル割れを見ただけに、今後安値更新なしに収まらない。金や銅先物も同じ。ガソリンが下がり電気やガス料金も一段安。日銀は7月「展望レポート」の中でドバイ原油が70ドルに戻し、10月以降物価が上がるというが、景気も物価も下振れの公算が大きい。安倍政権の支持率30%割れが視野に入り、10月にも追加緩和に追い込まれるとの観測もある。6、7月ギリシャと中国でガス抜きしたが、8、9月もちこたえても10月ちゃぶ台返し。吸収できるはずだ。天才も人災も備え次第でこなせる。値上がり率上位を見ると、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****)が関係分。わずか四つにとどまった。
14日の日経平均70円安。大引け2万0525円。TOPIX1664(-3)。東証一部の出来高20億5100万株、売買代金2兆4000億円。9月限が140円安で寄り120円安の2万0510円引け。三角もち合いになった。10年債利回り0.380%(+0.005%)。他力本願の姿である。底値買いの名人で奥山さんから■■■■■(****)に残暑見舞い。■■■■■(****)、■■■■■■■(****)も注目したい。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****)よし。売りたい強気の相場である。(了凡)