証券ビュー

アンコール伊勢町

バリューで来年の計 第3週三角もち合い放れ受け入れ (2015.09.04)

前日のNYダウ293ドル高を手掛かりに反発。一時、日経平均386円高。買い戻し一巡から伸び悩んだ。3、4日中国休場、米雇用統計発表(8月)を控え

真空地帯のポジション調整。16~17日FOMCを目玉に第3週まで作用、反作用。三角もち合いが続くと述べた。3日、中国の抗日戦勝記念軍事パレード。1999年(建国50年)、09年(同60年)に次ぐもので、習主席(62)が終始「抗日」を強調。欧米と日本の首脳欠席に対しロシアと韓国首脳、中国指導部の臨席など駒不足。70年前を蒸し返し張子の虎を持ち出した印象。誇張にしても、米国のオバマ大統領(54)が「日米関係は和解の力を示す模範」と述べたのと対極。週明け上海総合が2日分まとめてどう織り込むか注目される。今月後半米中首脳会談があり、日米首脳会談も取り沙汰されややこしい。三角もち合い放れがFOMC前後なら、米国利上げの有無にかかわらず材料出尽くし。上海総合が割高だけに下放れの公算が大きい。米国と中国、日本も7~9月期株と原油安のマイナス効果が予想以上。サウジでさえ8年振り国債発行に踏み切った。米国の利上げが産油国をはじめ新興国の通貨安を促し、これまで以上に支出増をもたらすわけだ。このため、米国が好景気でも中国、日本にとって相当な景気対策が不可欠。催促相場が見込まれる。日経平均の月足を見ると、8月の陰線がいかにも深い。安値も2月の水準に達し収まったといいにくい。同月外資系2兆5000億円売り越し、空売り比率も月末過去最高の40.1%にのぼった。半年後の来年2月反対売買が見込まれ、トンネルの先明るい。成り立つ日経平均2万2000円の仮説と踏み込んだ。しかし、9月を関門に10月岐路と先走り。トンネルの先を見て9月第3週をポジティブに受け入れることにした。日経平均にこだわらず、バリュー(割安)で来年の計をたてる。8月25日、■■■(****)を230円で難平したように、■■■■(****)、■■■■■■(****)の9月安値も狙い目。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)など底値圏。2番底から3分の1、半値、全値戻しも考えられる。一転して政策効果、逆石油ショックのプラス効果を先取りする展開。来年前半明るいわけだ。実体経済も来年の今頃嘘のように明るい。3日クボタ(6326)がIT農業参入で買われたようにバリューが軸足。波乱のたびに見直される。
 3日の日経平均86円高。大引け1万8182円。TOPIX1474(+8)。東証一部の出来高22億2200万株、売買代金2兆3700億円。9月限が130円高で寄り20円安の1万8230円引け。10年債利回り0.400%(+0.010%)。悲観無用だが楽観できる場面でもない。値上がり率上位を見ると、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。今後PBR 1倍割れの出遅れが水準訂正。前日述べた■■■■(****)、■■■■■(****)のほか、数年前紹介した■■■■■■(****)などいくらでもある。NDS(1956)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)もお馴染み。日本郵政は、国の保有割合が50%程度になるまで段階的に売却。上場後も政府の間接出資を受け官業の地位を保つという。(了凡)