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アンコール伊勢町

裏目に出る夏枯れ相場 米国利上げ織り込み買い戻し (2015.08.10)

 前週末まちまち。後場、日経平均・TOPIXともに持ち直した。指数絡みの買いとみられ、先物に現物がつれ高。7日述べたように「夏枯れ相場」の裏目が出そうだ。

1994年以降、参院選の年と翌年が日経平均1勝6敗に対し、参院選の前年6勝1敗。3年前と同様に建設、セメント、不動産など内需関連を先取りしている。日経平均の日足を見ると、7月31日から5日連続陽線を引き8月6日陰線で上振れ。同7日、安寄りしながら再び陽線で引けた。上海総合が週末3744(+2.26%)に戻したのも支援材料。週明け7月21日の高値2万0850円をとらえ、6月24日の年初来高値2万0952円挑戦も考えられる。上海総合暴落を受けた7月9日安値1万9115円の反動高。約10週後の9月中旬を目安に、計算上倍返し2万2789円。黄金分割でも2万2765円レベルの買い戻しが予想される。NYダウが原油安と利上げ観測から7日連続安。2月2日以降半年振りに安値(1万7373ドル)をつけ、一線を画したもの。原油先物の場合、3月18日の42.03ドルを下回ると6年5ヵ月振りの安値。7日の米雇用統計発表を受けて9月利上げとなれば、6月につけた円ドル125.86円を試す場面。8月5日NYで125.01円まであり、7日現行年80兆円ベースの資金供給増を決めた日銀の政策手詰まりも背景にある。しかし、市場がいち早く9月の米国利上げを織り込んでも、実際には9月16~17日のFOMCを前に同4日雇用統計発表(8月)があり時期尚早。今回、ぎりぎりまで詰める見通し。このため、7月9日から約10週。9月中旬まで例年夏枯れの反動が見込まれる。念のため、7日の値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■(****)など関係分が意外と多い。9月中旬以降、ちゃぶ台返しに備え部分、ないし半分手仕舞い。金先物1000ドル割れ、850ドルを視野に来年の仕込みが待っている。ここぞとばかり、頼りになる銘柄をお伝えする。ゴールドとSDR、地域準備通貨を組み合わせ、補完できる制度が検討されている模様。2015年が極限値といわれ、400年前の1615年大坂夏の陣から1716年享保の改革、1815年ナポレオン戦争、1914年第一次大戦を踏まえ100年刻み。事実、制した者がその後主導権を握った。われわれも、2015、16年に運命がかかっている。
 7日の日経平均60円高。大引け2万0724円。TOPIX1679(+5)。東証一部の出来高23億1300万株、売買代金2兆8100億円。9月限が30円安で寄り60円高の2万0710円引け。10年債利回り0.415%(-0.005%)。指数に限り先高感が漂っている。■■■■■(****)が1Qを発表。連結10%減収、58%営業減益と出遅れた。しかし、通期23%営業増益見通しに変わりない。3D関連は■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****) も胸突き八丁。市場拡大が最大の手掛かりだ。NDS(1956)が上昇トレンド入り。名古屋駅スーパーターミナル構想具体化。リニア開業まで50年か100年分の通信インフラ受注も考えられる。金沢の名門■■■■(****)に妙味。半年、1年後化ける。(了凡)