今秋適応待ったなし 金と原油先物の底入れを見込む (2015.08.07)
主力に買い戻しが入り高い。引け伸び悩んだ。前日NYダウ小幅続落、一時125円台に振れた円安が手掛かり。上海総合も小動きで3661(-0.89%)の引け。小康を保っている。7日米雇用統計、17日4~6月期GDP成長率発表が気掛かり。
日本の場合、悪化すれば景気対策が見込まれる。来年7月参院選を控えているためで、2012年8月同発表(年率プラス1.4%)を受けて13兆円以上になった補正予算が前例。受け売りだが、1994年以降、参院選の年と翌年が1勝6敗で日経平均夏枯れ。逆に、参院選の前年6勝1敗と好調。3年前と同様に建設、セメント、不動産など人気化も考えられる。来週から夏枯れに拍車と述べたが、5、6日意外な戻りに幻惑されたことも事実。外資が9月の米国利上げに備え売りたい強気なら、国内勢は買いたい弱気。今回は前回と違って財政の原資が13兆円に及ばず割引して受け入れた。目くらましの好景気で昨年10月から利上げをネタに集まり過ぎた世界の資金をガス抜き。ギリシャ、中国に続き米国で仕上げ。NY金先物1000ドル割れ、850ドル説も紹介した。ちゃぶ台返しの筋書き。リーマンショック後、大恐慌を避けるため先進国で乱発した緩和マネーの吸収を意味するが、日本が経験したように問題先送り。インフレにして時間稼ぎ。債務負担軽減、踏み倒しも狙っているのが道理。いい悪いより適応待ったなしの場面が今後やってくる。安倍内閣の支持率40%割れ。それ以上に野党の体たらくもはっきりした。自ら戦(いくさ)を意識する気分。今年は日本が400年前「大坂夏の陣」、米国は同世界版で100年1度市場経済による管理通貨制度の再構築元年。今後金と原油先物の底入れが見込まれ、古いものと新しいものが補完関係。金先物850ドルといえば、1ドル98円の円高に相当するし日本の打撃も激甚。米国の利上げアナウンスがしつこいのは世界主要国の株が大暴落しないためといわれ、中国の人民元がIMFのSDR加入を来年1月から10月に持ち越したのと同じ時間軸。現体制では2年もたず、2017~18年世界中が混乱の極みともいわれる。しかし、日本は欧米や中国に先駆け20年以上デフレを消化し適応できるはずだ。いわば、12年7月18日120円から3年有余かけて8月3日939円まで戻した■■■■(****)の10倍返しが突破口。■■■■(****)の川内原発再稼働も再構築の一環。適応できなければ即刻退場である。
6日の日経平均50円高。大引け2万0664円。TOPIX1673(+7)。東証一部の出来高25億株、売買代金3兆円。9月限が160円高で寄り50円高の2万0650円引け。10年債利回り0.420%(+0.025%)。やはり、強含みだ。値上がり率上位を見ると、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)でさえ426位(+2.05%)である。TPPの閣僚会合が9月以降となり関連株一服。しかし、粘ることにした。■■■(****)は232円引け。上々の経過だ。一度フルイにかけるとみられ取組妙味。6日発表した決算が7月23日の上方修正どまり。後半も予想以上とみられる。■■■(****)が出番待ち。日経が6日付夕刊で「がん免疫療法に脚光」と7段抜き。■■■■■■(****)の「★★★★★」を紹介している。時間の問題である。(了凡)