首相8~9月天中殺 NY金先物に850ドル説流れる (2015.08.04)
週明け反落。米株安、円高、TPP大筋合意見送りなど手詰まり。中国製造業のPMIが50.0にとどまり上海総合指数も安い。しかし、売り一巡から下げ渋り。6、7日の日銀政策決定会合や7日4~6月期決算発表集中日を控え戻した。
7月31日、オバマ大統領の出身地ハワイでTPP合意ならず。2022年冬季五輪に北京開催が決まっても上海総合続落。3日、3622(-1.11%)で引けた。政治外交日程によると、10日、■■■■(****)の川内原発再稼働予定。15日、戦後70年安倍首相談話。17日、日本の4~6月期GD P速報値発表など毒にも薬にもならず。安保関連法案の強行採決をきっかけに、与党内でも安倍内閣の支持率が急落。来年7月参院選を控え、今年9月の総裁選が無投票再選となれば自爆もあり得る情勢。これまで、株高と一体だけに気がもめる。首相の運勢を見ると、8~9月天中殺。前半絶好調で7月が踊り場になった。10月以降戻しても2016~18年調整運。このままでは乗り切れない。そこで、気になったのが金先物1000ドル大台割れ。現在、ゴールドマンが850ドル説を流しドル防衛に加担。受け売りだが、7月9日上海総合指数を3709(高値から28%安)まで叩いた米国系ファンドと、同20日NY金先物を5トン売りに出し1080ドルをつけた本尊が同じといわれ唖然とした。原油をはじめ資源価格が中国の在庫調整を主因に2番底を模索。底割れも考えられる事態。これまでレバレッジを利かせ、値上がり益と手数料を稼いできた彼らのドル建て資産も逆回転。ギリシャと中国でガスを抜く一方、6月から9月に延びた米国利上げを目くらましにちゃぶ台返しが視野に入った。7日が4~6月期決算発表後半のピークで一部手仕舞いが賢明。IMFは新規資金が必要なため中国に寛容で、今回の株価対策をやんわり是認しているが、米議会がIMFのSDR(特別引出権)に中国の人民元加入を認めるかどうかもめている最中。米国は基軸通貨と原油ドル決済を死守する意向で今秋にもガチンコ。8月以降、来年の銘柄が顔を出すとみられる。どの国も勝ち残りを目指し越年の準備に入った。21世紀はゴールドとSDR、域内準備通貨で補完する時代といわれ、まるで米国が400年振り「大坂夏の陣」世界版と出くわしたような場面。NY金先物が1000ドルを割れば本番と考えられる。このため、■■■■■■(****)も一段安が予想され、彼らが850ドルを目安にしこたま仕込んだあと暴騰。やがて、2011年9月の1900ドルを抜いてくる。金相場の暴落作戦が始まるという。
8月3日の日経平均37円安。大引け2万0548円。TOPIX1659変わらず。東証一部の出来高24億1200万株、売買代金2兆7800億円。9月限が50円安で寄り70円安の2万0500円引け。10年債利回り0.410%(+0.005%)。もみ合いの中で個別物色が続きそうだ。値上がり率上位を見ると、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■(****)が347円引け。前週末糠喜びのあと失望売りが出た。8、9月材料待ちに変わりない。■■■■(****)は持続。原油安の最右翼。1200円まで強気。■■■■■(****)は切り返す。5日決算発表待ち。■■■(****)の経過上々。6日同発表待ち。取組好転も手掛かりだ。TPPに8月日本開催説が出ている。(了凡)