証券ビュー

アンコール伊勢町

8月10、11日が潮目 バフェットの4兆円買収駆け込み (2015.08.12)

買い一巡後反落。引け下げ渋った。8日振りNYダウ急反発を好感する一方、11時過ぎ伝えられた中国の_人民元2%切り下げを消化。乙なものだ。日経平均が6月24日の年初来高値2万0952円に接近。前場2万0946円まであり仕切り直し。

戻り売りを相当こなした。後日、高値更新が見込まれる。それより、10日のNYダウ241ドル高。前日上海合同3928(+4.93%)を好感し、米利上げを目前にバフェットが駆け込みで4兆円買収を発表。3分の1借り入れの模様だ。さらに、FRB副議長がTV出演し慎重な発言で利上げを牽制したのが主因という。イエレン議長は7月から無口といわれ、例年世界の金融に大きな影響を与える8月のジャクソンホール(中央銀行関係者の行事)を欠席。市場に利上げアナウンスが浸透しタイミングを計っている。気になるのが、米国利上げに伴う日本の10年債利回り。日銀の大規模な介入で機能不全になっているため混乱が予想される。小康を保っている金・原油先物や一連の国際商品もポジション調整に追い込まれちゃぶ台返し。これらを念頭に日経平均2万2000円、TOPIX1800が来年参院選を控えた今年の高値とみられる。これまで一部、ないし半分手仕舞い。首相が天中殺の8〜9月利食い千人力。ゴールドマンが流している金先物850ドルに備えが必要になる。米国がドル高と原油安に手を焼く一方、日本は円安相殺以上に原油安がプラス。今のうちよくても行き過ぎると困る。中国が苦しまぎれに人民元切り下げを発表したのも、米国と同様に日本の輸出落ち込みにつながるもの。8月10、11日に米国と中国、日本で起きた潮目を忘れないでほしい。バフェットの駆け込み4兆円買収がカイになった。ところが、英ピアソンがFTを日経に1600億円、エコノミストも770億円で売却する旨明らかにした。つまり、ウリに分がある。■■(****)がウェスチングハウスで苦しんでいるように、■■■■■■(****)、■■■(****)、サントリーなどウリとカイを間違えたとみられる。大口であれ小口であれ、8〜9月肝腎なところ。指数採用銘柄と一線を画し、個別に出遅れたものの水準訂正が見込まれる。上海総合が3927(-0.01%)で引けた。11日の値上がり率上位を見ると、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、矢作建設(1870)、■■■(****)など関係分。それなりに納得できる。
11日の日経平均87円安。大引け2万0720円。TOPIX1687(-4)。東証一部の出来高24億2500万株、売買代金2兆9700億円と予想以上。9月限が120円高で寄り130円安のの2万0670円引け。前日陽線の中に収まった。10年債利回り0.390%(-0.010%)。NDS(1956)が333円で引け確り。前日矢作建設(1870)の記事でお伝えした名古屋駅再開発、スーパーターミナル構想に不可欠な通信インフラの受注が見込まれる。06年開業したミッドランドスクエア(豊田・毎日ビルディング=地上47階・地下6階247m)を受注しており、27年リニア開業に向けてJR東海、日本郵政、大名古屋ビルヂング3棟の高層ビルが今年後半から来年前半にかけて竣工。売りものがよくはまる。■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など強気。■■■■■■■(****)然り。踏ん張りどころだ。(了凡)