夏のほかに秋の陣も ギリシャ、中国しのぎ米国と決勝 (2015.07.13)
前週末、手仕舞い売り。往って来い。追加対策で続伸した上海総合指数が伸び悩み、後場次第に見送られた。TOPIXが小戻す一方、日経平均はSQ値1万9847円を抜けずじまい。12日EU首脳会議、13日中国貿易統計(6月)
・15日同GDP発表(4〜6月期)待ち。上海総合指数が急反発した9日から10営業日にあたる23日にかけて戻りがポイント。EUがギリシャの緊縮案を受け入れるといわれ、前例のない中国の株価対策もまだ政府に多くの手段がある模様。13日以降、猛反発が予想される。気になるのが8日の日経平均638円安。9日も一時622円安まであり、欧米のヘッジファンドが先物中心に中国で換金できず日本に大口売りを出した。米国の利上げを9月に見立て、ギリシャと中国のチャンネルを使って実施後資金の流れをテストしているという。6月中旬から述べているちゃぶ台返しのガス抜きに相当するもので、中国株を圧縮し日本株も売って利益を確保するのが狙い。08年9月リーマンショック直後、日本の影響軽微とタカをくくり、煮え湯を飲まされたのを思い出した。6月半ばから9月過ぎにかけて日本を取り巻く情報戦が一段と激化。国内外で日本の現体制を破壊するような圧力がかかるという。失望や自虐を誘うネガティブなもの。嫌がらせに過ぎない。マスメディアやネット上が戦場であり、決してブレないこと。相場が半年先取りしている現状から、9月はおろか来年を試す場面。7〜9月利食いなしに来年戦えない。日本はギリシャと中国戦をしのぎ、やがて米国と決勝で戦うさだめ。勝ち抜かないと「新しい秩序」が生まれない。安心、安全、健康など循環による持続可能な社会をつくるためだ。23日まで10営業日で上海総合指数がどれだけ戻すか。9日から10週後(9月17日)、同指数の二段下げが予想され、10月の郵政上場も織り込み済み。中国の株安再来に国、G7も無力だけに準備が必要。そもそも、共産党の株価対策など聞いたことがない。反動もケタ外れになる見込み。このため、7〜9月日経平均2万2000円、TOPIX1800が目安。利食い千人力。中国はAIIBを立ち上げて「新世界秩序」(世界の真ん中の中国)を実現するため、13日からあらゆる手段で上海総合指数を持ち上げる。上がり切ったところで個人の大量売りを肩代わり。あとはおぼろになりかねない。
10日の日経平均75円安。大引け1万9779円。TOPIX1583(+3)。東証一部の出来高27億6100万株、売買代金3兆2100億円。9月限が50円安で寄り10円安の1万9860円引け。10年債利回り0.435%(-0.010%)。上海総合指数3877(+4.5%)。値上がり率上位を見ると、■■■■■■■(****)、■■■■■(****) 、■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。NDS(1956)がジリ高。リニア開通に伴い名古屋駅スーパーターミナル構想の通信インフラ受注期待が手掛かり。■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)強気。■■■■■(****)、■■■(****)然り。夏に次いで秋の陣もやってくる。(了凡)