若干外すと楽になる ギリシャ先送り中国につかまる (2015.07.10)
売り一巡から反発。後場買い戻しに拍車がかかり日経平均高値引け。6月29日述べた最短10日、8日が転機になった。上海総合指数が3373(3.8%安)を底に切り返し、3709(5.7%高)で引けたのが主因。
北京/上海9日ロイターによると、大量保有株主の半年売却禁止を決めたほか、空売り捜査、担保融資の返済条件緩和。さらに、証券金融の投信買いを認め流動性を供給するなど続々。前日述べたように、13日以降猛反発が予想される。ギリシャが13日まで銀行休業を延長し、9日EUに求められた緊縮案を提出するのに重なる。そこで、上海総合指数の上値を計算すると半値戻し4275。61.8%戻し(黄金分割)4485。9日の安値が3373(黄金分割3200)のため、ざっと1000ポイント戻す。若干外すと楽になる。道中、長いためだ。ギリシャ、中国ともに調べると厄介。古代のイメージを近世や現代に持ち越し、19世紀まで外国の勢力に圧倒され連続性に欠けるのが泣きどころ。本能的にギリシャの次が中国危機。米国と日本を巻き込むという点で避けられないテーマ。この相場、利食いなしに来年戦えない。7~9月、400年前「大坂夏の陣」と同じポジション。10月に郵政上場を控え身の引き締まる思いだ。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)のほか■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。8日、奥山さんから届いた■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、■■■■■(****)、■■■■(****)など底値買いリストの一部。渦中の■■(****)、■■■(****)も検討の模様。この先ちゃぶ台返しで拾うためだ。日経平均を見ると、6月24日2万0952円を高値に7月9日安値1万9115円まで8.8%の調整。半値戻し2万0033円が戻りの目安。官製相場で手あかのついた指数採用銘柄の動きが鈍い。戻り一巡から再び波乱に包まれる。上海総合指数が6月12日5178を高値に7月8日3373まで35%調整。10週後、二段下げが考えられるわけだ。その前に、9日から10営業日にあたる23日にかけて戻りがポイント。ギリシャは急所を外し先送りしても中国でつかまるのが落ち。何しろ、共産党独裁政権。日本で共産党が株価対策に取り組むのを想像するだけでわかる。
9日の日経平均117円高。大引け1万9855円。TOPIX1579(-2)。東証一部の出来高37億1100万株、売買代金3兆8400億円。事実上、今年最高である。9月限が280円安で寄り200円高の1万9860円引け。10年債利回り0.445%(+0.035%)。10日ほど推移を見るところだ。■■■■■(****)が150円で引け好押し目。28~31日ハワイマウイ島でTPP大筋合意の運び。食品関連に思惑が集まりそうだ。半値戻し155円、倍返し202円の計算。2013年1月220円の陽線が大相場を示唆している。■■■(****)は304円まで振った。1月につけた500円台の期日売りが出て4月安値320円割れ。7~9月気の利いた反発が見込まれる。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)強気。来週が楽しみだ。(了凡)