6月思案のしどころ グローバルなマネーフローが動揺 (2015.06.16)
週明け反落。一部始終模様眺め。売り一巡から戻した。世界の指数もムンバイを除き安い。16〜17日FOMC、18〜19日の日銀政策決定会合、22〜24日米中戦略・経済対話などイベント尽め。
主力の一角が切り返したほか、東証二部総合、JQ平均、マザーズ指数など確り。消去法による水準訂正とみられる。9月以降米国の利上げが伝えられる中で、6月末約1兆円の債務返済期限を迎えるギリシャ。不動産市場の救済や追加緩和など経験のない下り坂に差しかかった中国がポイント。米国が利上げに踏み切り、グローバルなマネーフローが動揺するとちゃぶ台返し。1月15日スイス国立銀行が対ユーロ上限撤廃を発表し、スイスフランが一時30%暴騰する一方、スイス株式市場も10%以上暴落。ショートポジション4000億円、時価総額で11兆円吹っ飛んだという前例がある。5月末1ドル125円で持ちこたえていた為替が6月欧州債券安をきっかけに円高となり高値波乱。コーポレートガバナンス・コードと株主総会を手掛かりの嵩上げ期待が後退した。しかし、日本の追加緩和継続。長期化に変わりない。批判もあるが、ぶれない日銀が株高を支えている。それに、ドイツのメルケル政権がギリシャに対し、債権者の要求するリストのうち一つでも改革を受け入れると資金供与に賛同する用意があるという。18日の財務相会合が節目というが、期限ぎりぎりまでやり合って「1年以内にデフォルト」の印象。中国にしても不良債権拡大、失業、鋼材やセメントなど在庫一掃対策に不可欠なAIIBの設立協定署名式を25日に控え、22〜24日の米中戦略・経済対話(ワシントンDC)で米国の出資をモノにしたいのが本音。受け売りだが、■■■■(****)のグローバル・マーケット・ヘッド、アシュレー氏が5月の投資家向け説明会後の会見で述べた「昨年10月米国債市場が大荒れになったと同様、今後混乱が頻繁に起きる」と考えられる。6月を踊り場に7〜9月本格化。今秋郵政上場にかけて日経平均2万2000円、TOPIX1800が目安。悲観人気の裏目が出て買いパニックにも言及した。自分のポジションを通し秋の混乱に備えるやよし。国内のあるトヨタ系ディーラーでは、去年月20台さばいたトップセールスが今年10台なら御の字。新車の買い替えも7年から9、10年に延びる例がざら。5月29日経務省が発表した家計調査の通り。4月の実質消費支出△1.3%(昨年△4.6%)で落ち込んだまま。6月に入り思案のしどころだ。
15日の日経平均19円安。大引け2万0387円。TOPIX1651(+0.44)。東証一部の出来高17億株、売買代金2兆円。9月限が190円安で寄り50円安の2万0340円引け。10年債利回り0.505%(+0.005%)。値上がり率上位を見ると、三谷産業(8285)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)。それに、■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。6月の月例報告で設備投資が6カ月振り上方修正された。旧鈴木商店関連で■■(****)が高い。■■■■(****)も魅力的だ。■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)(****)など出番待ち。■■■(****)は再び材料含みとみられる。(了凡)