売りたい強気が本音 円安と原油安で実力以上の回復 (2015.04.09)
一部始終確り。米国主要3指数反落にかかわらず堅調。日経平均が3月25日の戻り高値1万9746円を抜いた。主力の一角に中低位、二部、マザーズやJQなど新興市場にも物色機運。3月26日述べた83カ月と
40年7カ月の周期が交錯している。ミクロ戻り売り、マクロで押し目買い。3月から日経平均がNYダウをリード。1965年から50年振りだけに中長期妙味が大きい。2004年4月の2万833円前後が1989年末の時価総額611兆円(8日577兆円)と肩を並べる水準。下振れした米雇用統計をこなしただけに、2万833円カイから売り方の買い戻しが本格化。しばしば述べた2万5000円(PBRの世界平均)が視野に入りそうだ。売りたい強気が外資の本音とみられ、GW前後の決算発表にかけて佳境入り。大商いが予想される。日経平均の上昇に対しTOPIX、単純平均の嵩上げも見もの。決算発表やコーポレートガバナンス・コードを通じて2015年度の収益実力以上。株主還元上乗せも考えられるためだ。消費増税で8兆円持ち出しになった前年度に対し、原油安でエネルギー輸入代金26兆円の4割、ざっと10兆円コストダウンが見込まれ新年度に手掛かり。主力企業の賃上げやガソリン安がもたらす個人消費、設備投資の回復など輸出依存から脱皮した体質改善に見どころ。金融緩和に伴う円安と相まって品質・技術のほか安心・安全の付加価値も高まった。戦後の日経平均が最低5倍に化けた経緯から、2012年11月安値8661円を底値に4万3300円も仮説のひとつ。バブルが崩壊した1990年から2011年末で日柄整理完了。2012年から長期の上昇波動という仮説もうなずける。欧米や中国、ロシアなど日本が経験した20年デフレに染まり始め、唯一日本が
(中略)
と腹をくくった。一巡すると日経平均3万円、NYダウ1万ドルコースが次の仮説。転換点を迎える。
8日の日経平均149円高。大引け1万9789円。TOPIX1588.47(+9.92)。東証一部の出来高22億9100万株、売買代金2兆6000億円。6月限が80円高で寄り140円高の1万9820円引け。10年債利回り0.360%(+0.005%)。相場が一変するまで強気。逃げを打つと負ける。値上がり率上位を見ると、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。底値買いの達人から■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)検討中と情報が入った。放電精密(6469)799円で打診買い。■■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、■■■■(****)よし。ものみな過渡期に置かれ正解がなくなった。(了凡)