一本調子に上げた反動 締めてかかれば日本株独歩高 (2015.04.02)
新年度明け続落。幅広く売られた。前日NYダウ200ドル安、円高、短観「下振れ」など見込み違い。後場中頃戻し引け再び売られた。3日米雇用統計発表、同日イースター(復活祭)で世界主要国休場のおまけつき。
今週に限ってさまにならない。来週反転を見込んでいるが、主力の調整が尾を引くと新興市場が出番待ち。中低位、二部、マザーズ、JQなど材料株の個別物色。GW前後の決算発表まで幕間つなぎ。鳴りを潜めた「仕手」の復活も伝えられる。外資や国内機関投資家の指数先物や裁定取引と反りが合わず日経平均、TOPIX離れ。阿吽(あうん)の呼吸で飛び出す銘柄が予想される。1日、日経平均が一時1万9000円割れ。前日述べたドル建て調整分14%を埋めた。2月三角もち合い放れで絶対値がNYダウを上回り、3月25日まで一本調子に上げた反動。米国の景気回復が「偽りの夜明け」といわれ、3月17~18日のFOMCでドル高を嫌がった経緯から円高に振れた。世界中金融緩和が進み、通貨戦争といわれる中で米国の貿易不均衡拡大が重し。3日の雇用統計発表が主要3指数の調整を促すことも考えられる。同統計がずさんな旨3月31日述べた。気になるのがナスダック。NYダウとS&Pがピークを更新する一方、2015年3月2日5008.27どまり。2000年3月10日5132.52を抜けずじまい。相場全体では売りのサインという。米国は低温経済といわれ、緩和マネーが見せかけの株高を演出している。一例が米国大手の自社株買い。毎年40、50兆円投入し、株価をベースにストックオプションが支払われる。膨大な現預金を持ちながら設備投資に回らず私腹を肥やしているのが実体。それに、昨年からヘッジファンドの運用実績が一段と悪化。レバレッジをかけた短期取引で失敗しているのが主因という。金利ゼロの世界でサヤを稼ぐほうが無理。誰が何をしても儲からない時代になった。この上、株安になると実体経済も下振れし日本の二の舞。米国も20年デフレになりかねないという。結局、
(中略)
今後、独歩高も考えられる。
1日の日経平均172円安。大引け1万9034円。TOPIX1528.99(-14.12)。東証一部の出来高25億1000万株、売買代金2兆9700億円。6月限が20円安で寄り110円安の1万9120円引け。10年債利回り0.375%(-0.020%)。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)が堅調な程度。■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)したたか。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)強気。■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)も面白い。■■■■■■■(****)と■■■(****)要注目。ほかに何が飛び出すか興味深い。(了凡)