外れた予想が当たり 多くの選択肢持ち春に種まけ (2015.03.10)
週明け安い。前週末外れた予想が当たった印象。13日メジャーSQを控え、先物にポジション調整売り。裁定解消売りに跳ね返った。9日発表された昨年10〜12月期GDP改定値が年率換算1.5%増(速報値2.2%増)に下方修正され一時日経平均237円安。
民間在庫投資が主因で問題ない。同日発表された2月の景気ウォッチャー調査で現状判断DI50.1(4.5増)も手掛かり。横ばいから7カ月振りに上昇。企業、雇用、家計関連ともに改善し足並みが揃った。9、10日ドイツのメルケル首相(60)が7年振りに来日し、来年G7の議長国日本に橋渡し。ウクライナ問題やEPA(EUと日本との経済連携協定)交渉のほか、原発再開にも注文がつく見込み。それより、10〜11日中国の消費者物価指数、小売売上高、鉱工業生産の発表があり下振れ懸念。17〜18日のFOMC、18日2月貿易収支発表など迂闊に動けないことも事実。このため、腫れ物にさわる年度末。悲観人気が強いだけに高い。9日、中国のガス抜きなしに収まらずと述べた。米国が中国の金融緩和を警戒しており悩ましい。5日、全人代の7%成長、新常態が有名無実になること請け合い。事前にガス抜きが予想される。このため、今年株価指数値上がりトップのウクライナ、2位ロシアを前例に逆張り。日経平均が1万9000円、2万円を回復して順張りになるまでTOPIX型を受け入れ。ウサギよりカメの相場とみられる。その後ウサギが反省して雪辱を果たし、カメは天狗になって失敗した結末が面白い。大きなチャンスは
(中略)
当然株も上がるという。以前小型株中心に130以上投資していたものの現在25銘柄。このうち大企業が7、8社。中小ではグローバル化に対応できないためだ。バランスを取るより絞り込むのが先決。一度バランスを崩さないと前に進めなくなってきた。
9日の日経平均180円安。大引け1万8790円。TOPIX1531.76(-9.08)。東証一部の出来高17億9700万株、売買代金2兆1900億円。3月限が120円安で寄り200円安の1万8790円。数字だけ見るとNYダウより上鞘。ドル建てで回転が利いている。10年債利回り0.430%(+0.050%)。値上がり率上位を見ると■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)が堅調な程度。■■■■■■■(****)が公開買い付け期限の11日を迎える。売りも買いも様子見でやりにくい。■■■(****)には大口保有先(3%以上)の思惑がある。■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)よし。(了凡)