株が抜きん出た存在 プラザ合意のトラウマ思い出す (2015.03.20)
前日先物で見切り発車した反動。売り一巡後下げ渋った。ゼロ金利を解除しながら早期利上げを否定したFOMCの声明が手掛かり。米国の主要3指数に金・原油先物も戻し、ドル安に振ったところがミソ。
寄り後、日経平均231円安を底に持ち直した。イベント続きだったが、19~20日EU首脳会議、24日の中国製造業PMI速報(3月)、27日全国消費者物価指数(2月)、30日鉱工業生産発表(同)などこなし年度末。尻上がりになりそうだ。1980年代のバブル当時土地が主役だったが、今回20年デフレで世界一割安になった株が抜きんでた存在。最初に外資が相場をつくり、昨年10月米国のQE3が出来上がると「官製相場」一色。2月後半、外資のポジションがショート(空売り)からロング(買い)になった。三角もち合い放れによるもので、6月導入されるコーポレントガバナンス・コードの影響が大きい。この上、売り越し一辺倒の個人を巻き込み、2013年5月24日のお礼参り。
(中略)
またやられそうで気が気でない。最近、東京駅や品川駅周辺、渋谷、名古屋駅周辺の地価が上がっているが、中国や台湾、シンガポールなど華僑系の資本。五輪、リニアが背景とみられ1000億円単位の太い案件が目立つ。円安の影響もあり北京や台北、シンガポールよりずっと安いという。しかし、これらを例外に人口や世帯数減による不動産の地盤沈下が全国に広がっている。記録的な金融緩和で個人880兆円、法人320兆円ともいわれる現預金が動き始めた。来年後半、物価2%を視野に金利の先高感がでると追加緩和も限界。第一、このペースで行くと2019年に国債がすべて日銀のもの。黒田総裁が18年で任期満了を迎えるだけに、竹田和平さんの21年破綻までもたない。プラザ合意と13年5月のお礼参りを念頭に強気。日経平均2万円大台回復から理外の理。売り方が踏むと2万5000円(PBRの世界平均)も視野に入る。0金利と円安、原油安が重なり実力以上の景気回復が見込まれる。前日述べたコーポレートガバナンス・コードが決め手。来週の落ちからどよめきが起きそうだ。
19日の日経平均67円安。大引け1万9476円。TOPIX1575.81(-6.65)。東証一部の出来高22億6600万株、売買代金2兆9400億円。6月限が70円安で寄り40円安の1万9440円引け。10年債利回り0.325%(-0.035%)。踊り場に差しかかった。■■■(****)が高い。■■■(****)から導入したS-5884110の治験フェーズⅡ(膀胱がん)、フェーズⅢ(食道がん)着手を好感している。■■■■■■■(****)も自社開発の抗体導出間近。薬九層倍、急がば回れ。底値買いの奥山さんから■■■(****)成功のメッセージ。■■■■■■■(****)よし。■■■■■(****)が岐路という。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)も一皮むける。(了凡)