相場を下から見るな 時価総額じわじわGDPリード (2015.03.04)
2、3日足踏み。3月に入り小振りな鯨幕。米株高も神通力を失った。原油先物、円ドルにもうかがえ、6日の米雇用統計発表が重しとみられる。前週末日本の経済関連統計に明るさが出始め、買い戻しが続いているだけに
過熱感。GPIFと日銀が買いの本尊といわれる。個人が5週連続売り越し。2月第3週6691億円といわれ、外資の買いも後退。「官製相場」と揶揄されて久しい。東証がまとめた前週末の信用残を見ると、売り8000億円(前週から549億円増)に対し買い2兆8231億円(同295億円減)。倍率3.52倍(同3.82倍)。昨年の実質GDP525兆円にひきかえ、直近の時価総額553兆円。3日「バブル再燃」の兆候ないと述べたばかり。同日、日経が「原油価格底入れの兆し」と北海ブレンドを持ち上げたが、シェール5州による米雇用統計嵩上げと勘案し早すぎる。日本は天与の原油安を最大限生かしてこそデフレ脱却が見込まれ、じわじわ時価総額がリード。半年、1年後のGDPを先取りしている。2月26日、ゴールドマンのアナウンスが面白い。
(中略)
野村HDの推計によると、2014年度配当9兆5000億円と自社株買い3兆2000億円しめて12兆7000億円。7年振りに最高を更新し、15年度14兆2000億円見込まれるという。米国の前例が物語るもの。日本はこれまで25年デフレにもまれ、雀の涙がいくらかマシになった。連合のデータによると、賃金が20年間横ばい。2013年92.2(1997年100)とあって過剰に映るようだ。3日買われたのが食品と医薬品。■■■■(****)が値を飛ばし印象的だった。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など20世紀のまま。これから東京五輪まで5年。脱皮しないと前に進めない。底値買いの名人から■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)をプレゼント。相場を下から見るな。上から見ろという。近く「有為の奥山」でお伝えする。
3日の日経平均11円安。大引け1万8815円。TOPIX1526.83(+1.86)。東証一部の出来高23億1500万株、売買代金2兆4100億円。3月限が50円高で寄り40円安の1万8820円引け。10年債利回り0.370%(+0.030%)。売りたい強気と買いたい弱気が綱引き。足踏みがお似合いだ。■■■■(****)、■■■■■■■■(****) 、ノリタケ(5331)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)強気。■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)よし。■■■■■■■(****)、■■■(****)来週から動く見込み。■■■■■(****)が気になる。(了凡)