奇貨居くべし鯨幕相場 上りも下りもクライマックス (2015.02.09)
前週末高い。米主要3指数反発を受けたもので、寄り付き外資系差し引き40万株の買い。米雇用統計発表を前に持ち高調整の買いという。13日SQを見越した動きもある。午前10時半頃、徳島で震度5強の地震が伝えられ吃驚。大事に至らず胸をなで下ろした。1月15日のスイスフラン・ショックからギリシャ総選挙を踏まえ欧州の財政危機が再燃し、97〜98年当時日本の金融危機を思い出す。しつこいもので欧米の野次鳴り止まず。延々罵倒された。あれから18年余り、ともにリーマンショックを体験し立場が逆転した。今では中国、ロシア、豪州など資源国が国際商品の反動安に見舞われ塗炭の苦しみ。「イスラム国」掃射にしても、攻守借金の山を抱えた戦い。ペイできそうにない。このため、世界中金融戦争に巻き込まれた。5日述べたように、体力がなくなると退場するさだめ。延命の限りを尽くす2015、16年。どの国も毎年巨額の財政赤字を持ち越し、存亡を賭けた舵取りに追い込まれた。すったもんだの挙げ句、暴落説が流れているが、そうは問屋が卸さない。賞味期限2年足らず。日銀の追加緩和が限界に達し、消費税10%を決めた2017年4月が目安。奇貨居くべし。日経平均にこだわらず
(中略)
現在、過渡期の踊り場。原油先物が底を打つと真っ先に飛び出す見通し。■■■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■(****)が初動から時間かけて大化けしたのが前例。■■■■■■■(****)も日本初のカジノに取り憑かれたもの。2013年の高値3015円が初動で、05年の上場来高値8630円が目安になる。日本の大手企業は、稼ぐ力があるだけに頼もしい。10〜12月期決算発表が峠を越した。何ごとも受け入れ前向きに進むところ。老いて学べば死して朽ちず。今年、来年鯨幕相場。上りも下りもクライマックスがやってくる。
6日の日経平均143円高。大引け1万7648円。東証一部の出来高22億1200万株、売買代金2兆3900億円。3月限が210円高で寄り180円高の1万7660円引け。10年債利回り0.340%(-0.015%)。売りも買いも相手を倒すだけの力がない。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)配当取り。■■■■(****)、ノリタケ(5331)然り。■■■(****)は13日の決算発表待ち。今期好転が見込まれる。9日発表される日本の貿易収支、16日の10〜12月期GDP速報値、26日の貿易統計(1月)も大幅な改善が予想され週明け楽しみだ。半面、原油先物に目を離せない。悲観無用、楽観に限る。(了凡)