証券ビュー

アンコール伊勢町

原油先物40ドル割れ 国も危機に備え株を買い増し (2015.02.02)

前週末一進一退。2月の走りと述べた。1月29日フォードの好決算や原油先物反発を手掛かりに急伸した米国主要3指数、円安を受けたもので、当日外資系差し引き70万株買い越し。拍子抜けした。主力の上値が重い上、水産・農林や紙・パルプ、医薬品、電力・ガスなど脇役が高い。30日の米国10〜12月期GDP、2月6日米雇用統計発表抜きに動けない模様。NYの原油先物が活況を呈し、リーマンショック後の安値40ドル割れなしに収まらない。円安が一巡し、原油安に伴う買い戻しが三角もち合い放れの口火とみられる。2月4日、■■■(****)の決算発表が立春にあたり分水嶺。イスラム国人質事件の強制執行直後で踏ん切りがつかないのも事実。このため、

(中略)

じりじり水準を切り上げる■■■■(****)に次ぐもの。原油先物40ドル割れが気になるためだ。手詰まりのまま一進一退。2、3月流れが一変うる見通し。きっかけが2月9日貿易収支、同16日の10〜12月期GDP速報値、さらに同26日貿易統計発表。日本の貿易赤字が黒字転換すれば、主力中心に指数先物買い本格化。半年、1年後記録的な採算改善が見込まれ一般銘柄も嵩上げ。今年から来年にかけて日経平均2万円、2万4600円も考えられる。予想以上の原油安で「物価2%」が困難になれば、バズーカIIIも具体化の方向にある。出口なしといわれるが、

(後略)

国がマネーを際限なく供給し円安株高に持ち込む一方、年金基金で主力株を買い増し将来の危機に備える構図がわかる。何が何でもFRB譲りの「物価2%」にこだわり、異次元緩和にはまった。異次元である以上、株高も同次元に格上げ。原油先物安で拍車がかかるという筋書き。依然国内勢売り越しとあって三角もち合い。マクロで見ると、いつ上放れるか時間の問題である。原油先物40ドル割れ、買い戻しで急騰ならヨーイドンだ。

1月30日の日経平均68円高。大引け1万7674円。月足陽線を引いた。東証一部の出来高26億7300万株、売買代金2兆7500億円。3月限が160円高で寄り60円高の1万7670円引け。10年債利回り0.275%(-0.010%)。悲観人気が根強いだけに2、3月楽しみだ。2月3日■■■(****)、6日■■■■■(****)■■■(****)、13日■■■■(****)■■■(****)の決算発表に注目している。値上がり率上位で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。大底圏の■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)半年後が楽しみだ。■■■(****)が引け後決算を発表。予想外に持ち直した。(了凡)