新年度推して知るべし 交易条件改善し2月にも貿易黒字 (2015.01.27)
安寄り後下げ渋り。引けにかけて戻した。東証一部の売買代金が今年最低という。「イスラム国」の人質問題をはじめ、25日ギリシャ総選挙、27〜28日FOMC、30日米国の10〜12月期GDP発表など消化難。22日、ECB理事会で事実上無期限の量的緩和が決まり締まりがない。「イスラム国」にしても、国でなく非合法組織。イスラム教と無縁なテロ集団。ネットを通じて当初2億ドルの身代金要求が今ではヨルダンの死刑囚と人質交換に切り替わり、26日召集された通常国会でいくら議論しても問題解決にならない。メディアもネットのほか情報がなく空回り。消耗戦に明け暮れている。26日、財務省が発表した昨年12月の貿易収支6607億円の赤字。30ヶ月連続だが、輸出が円安と数量増で4.8%伸び4年振りに増加。原油価格が大幅に下落し、前年同月から赤字が49.5%減少した。1月以降交易条件の改善が表面化。2月にも貿易黒字が見込まれる。新年度、推して知るべし。26日述べたように、三角もち合い放れが迫ってきた。今週から本格化する10〜12月期決算発表が先駆け。
(中略)
第一、ロシアが後半もたないしウクライナつきだ。日本の成長率も.06%(来年0.8%)とシビア。唯一米国だけ3.6%(同3.3%)。手前ミソだが、日本を持ち上げないと回らない情勢になった。26日、麻生大臣が述べた財政演説のように、2015〜16年「経済の好循環を確かなものにする」2年。17年4月消費税10%までモラトリアム。中小や零細企業が息を吹き返す上でも大企業のリードが不可欠とみられる。株高が潤滑油になれば何よりだ。26日、IRの出た■■■(****)が一時S高。9647万株こなした。シカゴ大学グループからメチル化転移酵素論文公表のお知らせが材料。質の高い研究成果で三角もち合い放れの様相にある。 26日の日経平均43円安。大引け1万7468円。東証一部の出来高18億4000万株、売買代金1兆7900億円。3月限が230円安で寄り70円安の1万7440円引け。日経平均が25日移動平均線(1万7282円)の上にあり先物堅調。10年債利回り0.225%(-0.010%)。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、三谷産業(8285)など関係分。ボトム圏の■■■(****)、■■■■(****)買い下がり。■■■■(****)然り。新たに■■■■(****)も射程圏に入った。■■■■(****)、ノリタケ(5331) 、■■■■(****)、■■■(****)強気。■■■■■(****)、■■■(****)出番待ち。2、3月反転が見込まれる。1月27日取材のため、28日付休載します。(了凡)