ぎりぎりの調整続く 気が気でない日本人の人質報道 (2015.01.21)
欧州堅調、円安、中国の指標を好感して高い。先物・裁定買いによるもので、前週末「スイス・ショック」の反動高。NY休場にかかわらず、日経平均が25日移動平均線の1万7264円を抜いた。19日、フランスの大統領が「22日のEGB理事会で国債買い入れ」を流しプロパガンダ。次第に円安となり、犬が尻尾を振って巻くような引け。21日の日銀総裁会見、25日ギリシャ総選挙を踏まえ、27~28日FOMCを甘く見てはならない。前日述べたように、よくも悪くも解け合い。来年夏場まで騙しだましやり繰りすると原油安効果。ぎりぎりの調整が続いている。20日、5年債が初のマイナス金利になったほか、10年債利回りも遂に0.2%割れ。15日のスイス10年債0.06%がしのばれる。最強通貨、国際金融資本の本丸がこのありさま。どこもかしこも我慢比べになった。相場は、それらしい解説や市場コンセンサスが一致した途端に逆回転するのが常。昨年暮れから期待と反動で乱高下が続き収まりそうにない。円安が1ドル120円突破で一服したように、原油安も
(中略)
20日以降10~12月期決算発表が本格化するため、19日述べたように一般銘柄の方が魅力的。■■■(****)と■■■■(****)が2月3日。ノリタケ(5331)に■■■■■(****)、■■■(****)が同6日。■■■■■■■(****)同10日、■■■(****)同13日など吟味する場面。2月の節分、立春から2015年が始まる。今年後半二段上げ、来年三段上げと考えており、しばしば述べた日経平均2万円、2万4000円が上値の目安。原油をはじめエネルギー価格の大幅な値下がりと鉄、非鉄、天然ゴム、砂糖、小豆・大豆、コメなど国際商品の相場下落。電力料金の自由化など20世紀上がり続けた価格体系が下がる流れを織り込むとみられる。このため、バブル崩壊から25年の亡国論粉砕。嶋中雄二の「第2岩戸景気」に賭けた。今年が極限値と述べ前半が焦点。2、3月の仕込み次第で後半面白くなる。10年後、朝日と毎日、産経が姿を消し読売と日経が残るといわれ、TVも国内じり貧で経済報道に強いテレビ東京がやっとの状態という。
20日の日経平均352円高。大引け1万7366円。東証一部の出来高21億3400万株、売買代金2兆1600億円。3月限が30円高で寄り350円高の1万7390円引け。10年債利回り0.215%(+0.015%)。薄商いでしっくりこない。案の定、引け後「イスラム国」を名乗るグループが日本人2人を人質に2億ドル要求と時事通信の報道。日本政府に対し72時間以内に支払わないと殺害する旨伝えられた。週末まで気が気でない。大底圏の銘柄を入手した。■■■(****)の新安値に再び買い信号という。■■■(****)は決算発表未定。依然赤字続きだ。しかし、発表後前向きなIRが出るとみられる。■■■■(****)と■■■(****)が材料含みだ。(了凡)