よくも悪くも解け合い 来年夏まで回れば原油安効果 (2015.01.20)
外資系540万株買い越しで始まった週明け。香港と上海を除く海外株高と円安を手掛かりに反発。ポジション調整の買い戻しが広がった。信用取引の違法行為が摘発され一時6%安の上海、余波を受けた香港も前週末「スイス・ショック」の影響で過剰反応。20~21日の日銀政策決定会合、黒田総裁会見にも厳しい視線が向けられる。結局、15日対ユーロで1.20から0.85スイスフランまで暴騰しハードランディング。事実上、21~24日のダボス会議、25日ギリシャ総選挙、27~28日FOMCを通じて解け合い。年明けポジション調整が一巡しそうだ。スイスフランの場合、2011年9月から3年4ヵ月持ちこたえ、当日スイスの10年債利回り0.06%に急低下。日本の0.24%を下回り史上最低。世界最大の時計製造グループ・スウォッチの株価が16%下がり転機を迎えた。突然というが、引っ張り過ぎて気絶した印象。後遺症が残りそうだ。日銀の場合、日本国債暴落に思い巡らしたとみられ、出口なしといわれる異次元緩和の顚末が悩ましい。受け売りだが、資本金1億円、法定準備金2兆9000億円。その他引当金3兆8000億円加味しても、総資産300兆円の3%傷つくだけで債務超過。バズーカⅠ、同Ⅱも成功したといえないだけに、昨年の高値から半値以下になった原油安、円安との兼ね合いが次のポイント。やりくり算段で来年夏場まで世界のマーケットが回れば、その後原油安の効果が表面化するという。この間相場の乱高下に拍車がかかり、伝えられるFRBの年央利上げが当面の関門。踏み切ると株安、見送っても安いといわれ、量的緩和再開では身も蓋もない。しばしば経済を犠牲に政治的解決が予想される。気になるのが10年後。あらゆる業界が劇的な変化に見舞われ、
(中略)
関連するが、昨年12月8日■■■(****)と燃料電池車「ミライ」の高圧水素タンクを共同開発した■■■■(****)のナイロン樹脂が採用され同15日から搭載。一番内側で肝腎なライナー部分に相当し耐久性、耐衝撃性抜群。グローバルな供給体制を整えるという。3月末5円配当を予定しており利回り2.8%。■■■■(****)の2.1%よりマシ。耳寄りなのが画期的といわれる燃料電池。鉛バッテリーなしにセルモ-ターが回らないという。■■■■(****)の出番もやってきそうだ。
19日の日経平均150円高。大引け1万7014円。東証一部の出来高20億3900万株、売買代金1兆9200億円。3月限が220円高で寄り240円高の1万7040円引け。10年債利回り0.200%(-0.035%)。19日NY休場もあり手掛かり難。春先バイオが人気といわれ■■■(****)に打診買い。462円で引けた。取り組みも好転している。このほか、関係分で■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■(****)、■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****)など値上がり上位に顔を出した。■■■■(****)の3Q発表2月3日の予定。ノリタケ(5331)、■■■(****)確り。相場はよくも悪くも解け合いだ。(了凡)