覚悟しないと落伍する 日経平均1万5658円が目安 (2015.01.15)
シカゴ先物安を受けて続落。全面安になった。日経平均一時317円安。先物のヘッジ売りが目立つ。13日、NYで6年振り原油先物が安値を更新し米国主要3指数続落。原油のほか非鉄や国際商品に広がった連鎖反応が主因。
昨年根雪になった円売りが買い戻しで雪解け。円高に跳ね返り逆回転している。原油安で金利低下に拍車がかかり物価下落。10年債利回り一時0.255%。欧米の長期金利も下振れ。ユーラシアグループのトップリスクが欧州、ロシア、中国であり、どこかにぶつかりひっくり返るまで止まらない。節分にかけて日経平均1万5658円が目安。昨年10月31日バズーカII直前の安値。FRBが5年で3次にわたる量的緩和を打ち切り、米国主要3指数が暴落寸前といわれた場面と辻褄合わせ。2、3月に流れ一変と述べた。国際金融資本は、原油安を大型減税に世界中国民所得を引き上げ市場再構築というが定かでない。日本の場合、戦後70年の始まりが吉田茂と岸信介であり、現在孫にあたる麻生太郎(74)と安倍晋三(60)が
(中略)
14日述べたように、15年をモノにすると16、17年面白い。消去法で日本が残る。企業や家計もそうで、主導権を握る公算が大きい。原油先物20ドル台が現実になり、日本の時代がきたともいえる。昨年12月29日から日経平均乱高下。短期筋のポジション調整。健全でさえある。原油安を手掛かりに欧州、ロシア、中国などトップリスクを織り込んでいるためだ。ルーブルと原油価格を掛けると常に3600という法則も参考になる。原油が40ドルになると90ルーブル。20ドルなら180ルーブルになるという。欧州、ロシア、中国も必死。われわれも覚悟しないと落伍する。
14日の日経平均291円安。大引け1万6795円。東証一部の出来高22億6000万株、売買代金2兆2800億円。3月限が150円安で寄り330円安の1万6760円引け。10年債利回り0.250%(-0.010%)。夜間取引で先物が1万6650円まで下げている。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)程度。非鉄の値下がりが大きい。■■■(****)、■■■■■■■(****)ともに出番待ち。■■■■(****)は買い下がり。昨年10月安値141円が目安。割れても強気だ。2月13日の決算発表で持ち直す見込み。■■■(****)、■■■(****)、■■(****)などロシア関連粘り腰。2、3月起死回生とみられる。■■■■(****)、■■■■(****)3Q発表待ちだ。(了凡)