やがて心臓破りの坂 内需関連で割安なものが主役 (2015.01.07)
四六時中安い。全面安で引けた。米国主要3指数大幅安を受けたもので、世界の指数も軒並み安。原油先物50ドル割れ、1ドル118円台の円高、10年債利回り初の0.2%台など逆回転。9日SQ、米雇用統計発表を控えポジション調整。6日、日経平均が昨年2月4日610円安以来の下げとなり値幅整理急ピッチ。仕掛けの売りも目立つという。昨年10月バズーカⅡ直前の安値1万5658円が目安。今年に限って節分までもたず、25日ギリシャの総選挙前後に底入れも考えられる。欧州にとってギリシャがユーロ圏から外れるより、ロシアが1998年のように破綻すると一大事。対ロシア貸し出しが自己資本の50%を超える大手銀もあり打撃が大きい。このため、30ドルを織り込み始めた原油安次第で値幅整理一巡。日柄整理が予想される。昨年10月に米国の追加緩和終了。今年6月にも利上げが伝えられ、米国主要3指数が出来上がっているだけに、2番手日本が胸突き八丁。やがて心臓破りの坂を登るわけだ。ヒントが昨年12月26日の年内最終商い。日経平均が10円高にとどまる一方、
(中略)
日経平均がまどろむ中で手を変え、品を変え水準訂正が進むとみられる。外資の目が届かないことも事実。痛快でさえある。これらが日本株の独歩高につながるとすれば慶賀の至り。節分、彼岸が待ち遠しい。5日、■■■(****)が燃料電池関連の特許約5680件を無料開放したが、「ミライ」を目玉に水素社会の到来も急ピッチ。燃料電池車の特許が2020年まで期限付き。国内外、一般参入を促しているのも手掛かり。これから5年で様変わりになりそうだ。御大が1万円となれば、水素循環ポンプの■■■■(****)、燃料電池スタックのセパレーターで■■■■■(****)、高圧水素ステンレスの■■■■(****)など相当な水準訂正が見込まれる。水素インジェクターとバルブを開発した■■■■(****)も見ものだ。主力中心に先物や裁定取引しか眼中にない外資の泣きどころになる。
6日の日経平均525円安。大引け1万6883円。東証一部の出来高26億8800万株、売買代金2兆5200億円。3月限が340円安で寄り480円安の1万6900円引け。10年債利回り0.285%(-0.035%)。異様な雰囲気が漂っている。比較的堅調だったのが、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)。■■■(****)は続落した。暮れに見切り発車したため反転に時間がかかる。■■■■■■■(****)にも太い材料がある。■■■■■(****)が反落。プーチンとWって嫌気された。しかし、彼もしぶとい。年度末までつき合うことにした。■■■(****)はあく抜け。2月の決算発表が見どころになる。2015~17年予想以上の好況。異常な悲観論を一掃できる見通しだ。(了凡)