アベノミクス出口なし 生かさず殺さずカンフルと増税 (2014.12.04)
米株高に円安、原油安を受けて高い。日経平均4連騰。押し目待ちに押し目なしだ。4日ECB理事会、5日米雇用統計発表(11月)を控え利食い急ぎ。3日現在、
騰落レシオ25日平均135.2%と依然過熱感。主力から中小型まで水準訂正が一巡した。しかし、8日に7〜9月期GDPの上方修正が見込まれ、15日も投開票明け自民圧勝の公算が大きい。このため、引くにひけず賑わっているが、埒のあかない状態。アベノミクス解散といわれ、野党も増税延期に反対できず争点なし。下馬評通り自民圧勝で何も変わらないという。首相が不況を認めると、アベノミクスが終わるためだ。デフレ脱却、インフレ、景気回復一点張り。異次元緩和という日銀のカンフル剤。昨年4月1本、今年10月2本目を打ったが、来年も打たないと財政、経済が破綻する。つまり、誰も反対できない。アベノミクスに出口なしといわれる所以。日銀が2度目の緩和に踏み切った10月31日、株高の限界なしに収まらないと述べた。消費税10%の証文が2017年4月。足掛け4年、市場が答えを出す。腑に落ちないのが、ドル建て日経平均。今年1月の終値1万4914円を1ドル103円で換算すると145ドル。これに対し2日の終値1万7720円を同119円で149ドル。2800円(19%増)上がったのに僅か4ドルだ。米国にしてやられ、株高が空回りしている。2万円大台に乗せても同じ。上場企業をはじめ民間の力で景気を持ち上げるしかない。そもそも、所得増加が消費拡大をもたらし物価上昇につながるのであって、この逆はあり得ない。にもまして、アベノミクスには裏があるという。
(中略)
うまく株高とつき合ってほしいものだ。
3日の日経平均57円高。東証一部の出来高25億1800万株、売買代金2兆6800億円。12月限が100円高で寄り60円高の1万7750円。10年債利回り0.430%(-0.020%)。■■■■(****)が反落。窓埋めから材料待ち。4日厚労省の先端医療会議、19日事業説明会が注目される。売り禁でも日証金の貸借倍率1.26。記録的な足取りだ。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****) 、■■■■(****)など関係分。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****) よし。■■■■(****)、■■■■(****)然り。■■■(****)押し目買い。年末年始楽しみだ。今のところ、米国の一人勝ち。欧州と日本、中国も量的緩和に踏み切り追随。株高で持ち切りだ。しかし、たかだか5%の投資人口。日経平均が2万円に乗せても締めてかかりたい。(了凡)