証券ビュー

アンコール伊勢町

ひと山越しドル高一服 万一解散・総選挙もサプライズ (2014.11.07)

 寄り前まちまちの板。前場1万7000円の攻防で頭打ち。後場、先物の仕掛け売りをきっかけに反落した。前日NYダウ、S&Pが最高値を更新しドル高一服。主力の上値が重くなる一方、

新興市場のJQ、マザーズが人気。ひと山越したとみられる。結論からいうと、7〜9月期GDP速報値がわかる11月17日、同改定値が発表される12月8日に消費税10%の有無を首相が判断。6日から踊り場に入った。早耳筋が
(中略)
4日の米中間選挙で共和党が上下院とも過半数を握り、今後2年レームダック確実といわれるオバマ大統領(53)と対極。来年前半まで絶好調な首相(60)のツキが残っている印象。前回の総選挙で大敗した野党が消えてなくなる。民主党代表は、11月1日宇都宮の党会合で日銀の追加緩和に対し「日本売りを加速する。国民生活にとって禁じ手を使った。」と述べた。もはや、敵にあらず。一般の民度の方が遥かに上。日本人は応仁の乱(1467〜77年)以降、権威と権力を使い分け、予想される格差社会の到来にも寛容である。
(後略)
欧米と日本の相次ぐ追加緩和により、国際金融資本を中心とする現体制の延命に先が見えるためだ。資源ナショナリズムのもと、1970年代から40年続いた金や原油先物など国際商品の高騰も明らかに下火。特に中国がリーマンショック直後、景気対策として投入した4兆元が見せかけの高度成長を持続する資源浪費だったことがわかり、BRICSも元気がない。来週明け10〜11日APEC、12〜14日東アジアサミット、15〜16日G20など国際会議ずくめ。米大統領にひきかえ、首相はすべて出席の予定といわれ、TPPにしても日米の連携なしに機能しない。日本は幸運にも消去法でポジションが好転した。受け売りだが、今、ロシアにとって頼りになるのが日本。歩み寄りせざるを得ず領土交渉も進展する。欧米とロシアの間に立つ日本がキャスティングボードを握り、これまで首相とプーチン大統領の会談7回。電話会談も頻繁という。おのずと■■■(****)に跳ね返ってくる。■■■■■■■■(****) の決算発表13日。期初に連続増配を発表し、1株当たり連結純資産322円だけに大幅な水準訂正が見込まれる。
 6日の日経平均144円安。大引け1万6792円。東証一部の出来高31億8600万株、売買代金3兆2400億円と高水準。12月限が20円高で寄り170円安の1万6820円引け。10年債利回り0.470%(+0.005%)。■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)が値上がり率上位に顔を出した。■■■■■■(****)、■■■■(****)も有望である。■■■(****)、■■■■■■■(****)が反落。中長期でないと裏目が出る。■■■■■(****)、■■■(****)もそうで相場が若返った。日経平均1万8200円、2万2900円も視野に入った。追加緩和は万能ならぬ延命薬。日銀は世間にお金を回すだけ。あとは民間で考える。生かすも殺すも自分たち次第である。(了凡)