証券ビュー

アンコール伊勢町

中央銀行に逆らうな QE3も視野に1万8200円 (2014.11.05)

 3連休明けも全面高。一時、日経平均7年振り1万7000円大台を回復。引け小甘くなった。黒田日銀「バズーカ2」によるもの。5対4の採決が決め手といわれ、FRBがQE3を止めた直後、GPIFの運用見直し発表と合わせ技。10月に

チャンスを逃し唯一のタイミングという。黒田総裁(70)と副総裁で3票あり、審議委員6人のうち4人が反対。旧白川派が踏みとどまっている。それに、GPIFも従来60%を占めた国債(6月末54%)を35%、12%の株式(同17%)を25%に変更。国債減額を日銀が引き受け、次の増税に備える寸法といわれる。4日、東証一部の売買代金5兆4300億円。昨年5月23日の5兆8300億円に次ぎ2番目。本物である。長期国債を年80兆円に拡大するほかETFとJ-REITをこれまでの3倍に引き上げ、ETF買い入れにはJPX日経400を連動対象に加えると踏み込んだ。10月31日発表されたコアCPIが3%で、消費税引き上げ分2%を差し引くとプラス1%。同総裁は7〜9月期実体経済の厳しさをデータで認識する一方、再び2%の物価上昇、経済の持続的拡大に舵を切った。反対派に屈し増税延期、棚上げなど危険と判断した模様。一昨年秋の3党合意、追加引き上げが流れると悲観一色。元も子もない。必要なら、QE3も躊躇しないといっている。受け売りだが、昔から「中央銀行に逆らうな」が相場の符丁。同総裁の運勢を見ると、
(中略)
戦後、日本の復興が過剰達成といわれ、バブル崩壊後の反動が過剰といわれるのもわかる。しかし、2012年秋から明らかな修正場面。円安と株高で大手から中小にも企業採算が改善し、今後賃金上昇に跳ね返るとデフレが終わる。首相をはじめ政府・日銀がそれをやるというわけだ。1990年から故三重野日銀総裁、2012年まで前白川同総裁の反動20年以上。4日現在、QE2で1万7000円レベルまで戻した。QE3も視野に入り目先倍返し1万8200円。来年バブル崩壊後半値戻し2万2900円レベルも考えられる。■■■(****)が250円引け。4日実施された増担保規制50%も吸収した。10月23日(後略)から見ものだ。
 11月4日の日経平均448円高。大引け1万6862円。東証一部の出来高52億株。12月限が630円高で寄り160円高の1万6710円引け。10年債利回り0.440%(-0.015%)。伸び悩んだものの強い。値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。第一工薬(4461)が計画を上回る折り返し。後半慎重で期待をもてる。今、来期連結最高益更新。四日市新工場立ち上げが注目される。依然として■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)に見どころ。中長期、医療と教育、農業が規制緩和の対象で有望だ。(了凡)