ちゃぶつき波乱含み 半年後に内需関連が沸き返る (2011.09.01)
一転して反落。引けに戻したが波乱含みだ。NYダウが追加緩和期待を手がかりに3連騰。早ければ2日、遅くても20~21日頭打ちになるとみられる。改めて9月の米雇用統計発表、FOMCに注意。債務上限引き上げと米国債格下げの縛りを受け、金融政策一辺倒の限界が予想される。市場がブレーキを踏まないと、世界中混乱するしくみ。寄り前、7月の鉱工業生産指数が前月比0・6%プラスと伝えられ響かず。9月を迎え、平時ならぬ有事の備えが必要のようだ。新首相のもと、党役員の人事に挙党体制の印象。これから半年もてば来年モノになる。新首相は8~10月、来年2~3月、12年に1度の盛運。本当に困ると必ず救世主が現れるつきを持つ。冒頭から増税、財政再建を打ち出し本物と見た。半年後になると米欧や中国よりはるかにいいポジション。日経平均も反転のきっかけをつかみそうだ。気がついたのは、■■■■■■(****)455円。京大山中教授のiPS細胞治験にDNA供給が手がかり。■■■■(****)もiPS関連の材料があり動意含み。■■■(****)にも打診買いが入った。iPSは万能細胞でノーベル賞候補になっている。がん治療用ワクチンも治験が進み製造承認待ち。実現すると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など軒並み急騰。日本のみならず世界の医薬品も次世代に突入する。一方、■■■■■■■(****)が135円と大幅安。8月30日発表した大型増資にやられた。公募2億5000万株と売り出し3750万株。少なくとも需給が3割悪化するため、反転は来年以降の見込み。100円飛び台なら拾ってもいい。もっとも、8月は米欧財政危機に伴い円高が定着し株も大荒れ。日経平均先物は夜間取引が日中の4割にのぼったという。9月ないし10月に下げの第2波を巡り再燃。外資は買うため下に振ってくる。
日経平均は1円高。後場GLOBEXが堅調となり、前日水準まで戻し大引け8955円。出来高18億5700万株、売買代金1兆1200億円。前日の上げと同様に心許ない。■■■■■■(****)809円、■■■■■■(****)191円が典型。プロでも泣かされる。下げの第2波が見込まれる場合、往々にしてちゃぶつくためで、売ると上がり買うと下がる。今秋はFRB、ECBともに金融政策の限界を試すところ。その点、日銀の対応が円売り、ETF介入を通じて光る。地道で目立たないものの、不胎化による効果を期待できるためで、8月29日述べたようにいつの間にかインフレ。日本は、今後予想される円と金先物の軌道修正によって生き返る。外資のように焦る必要ない。前日米欧の危機に触れたが、中国の危機も予想以上。バブル崩壊の瀬戸際。ゲタをはいた水増し経済が食料インフレによって転落をたどりそうな経過。じゃぶじゃぶの過剰投資が空回りしている。法治国家でないため、契約しても平気で破られる。発表される統計がでっちあげの連続で現実と大幅に乖離。意味を持たなくなってきたという。つまり、米欧・中国も拝金主義によって自滅。消去法で日本というてん末になる。一口に日本といっても、市場から見れば40年円高20年デフレをこなした企業が手がかり。リーマンショック、震災、津波、原発事故、節電、さらに76円台に入った超円高をしのいでこそ。半年後、円安インフレになれば様変わり。■■■■(****)をはじめ内需関連が沸き返る。 (了凡)