日経平均でなく各論 マーケットニーズが成長戦略 (2014.09.09)
週明け小動き。円高に振れ模様眺め。もみ合いにとどまった。前週末発表された8月の米雇用統計を受けてNYダウが申し送り。非農業部門の増加数が前月から大幅に減り、失業率が0.1%改善して6.1%になった。依然粉飾の域を出ないが、
強弱感の対立よりFRBの利上げ後退を好感したNYダウと一線を画した展開。4〜6月期GDP改定値がマイナス7.1%に下方修正されたのも響いた。4月の消費増税からアクセルとブレーキを同時に踏んでいる印象。政府の成長戦略が増税とセットになっているため綱引き。ちなみに、来年度予算の概算要求。「成長枠」を名目に4兆円規模の景気対策が盛られ、役人が辻褄合わせしているが、8日述べたように当局より民間の方が上。政府支出が成長戦略を左右すると考えにくい。供給力を越えた公共工事の発注から、■■■■(****)や■■■■■■■(****)の動きが鈍いのも財政政策の空回りが主因。受け売りだが、追加増税を見送り経済正常化に取り組めばアベノミクス復活も考えられる。8月26日付英国フィナンシャルタイムズが「的を外す矢」と論説していたが、自分たちの危機を棚上げして大きなお世話だ。最近、朝日新聞に次いで日経がおかしいといわれ、政府に媚びた報道もしばしば。自分たちの解説が政府をはじめ企業経営者、主要エコノミストの期待を代弁しているような風情。一方、9月6日付で■■■■■■■(****)リリースを紹介。デングウィルス抗体開発に成功を伝え8日ストップ高になった。8日付一面トップで■■■■(****)や■■■(****)の3Dプリンター参入を明らかにし、■■■■■(****)や■■■(****)の呼び水になったのも事実。旧聞だが、8月30日付一面トップ。■■■■■■(****)がインドでタタグループと共同で水処理に取り組む旨の報道よし。手前ミソしにても。■■(****)が子会社■■■■(****)を連れて乗り込むきっかけになる。つまり、与党が政府と組んで縦割りの成長枠に予算をつけるのでなく、国内外不可欠な案件を優先してプロジェクトを支援するのが筋。このため、日経平均でなく各論。個別物色が本来の成長戦略につながる。8日の値上がり率上位を見ると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、さらに■■■(****)まで関係分。成長戦略はマーケットニーズによるもの。天井で最も多くの資金が流入し、底でも同等の流出が見られる。安く買い高く売るのが成功の決め手。その点、■■■■(****)の出直りに見どころ。24年振りスケールも大きい。筆頭株主の■■■(****)をバックに半値戻し。倍返しも考えられる。
8日の日経平均36円高。大引け1万5705円。東証一部の出来高17億7700万株、売買代金1兆5200億円。9月限が30円高で寄り10円安の1万5680円引け。10年債利回り0.530%(-0.005%)。■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)打診買い。■■■■■■(****)、■■■■■■(****)よし。■■■■(****)も■■■(****)に3D設計を任され居どころが一変する。■■■■■■■■■(****)は突っ込み待ち。850円が下値の目安。3Dと航空機関連部品で有望な経過。来年倍返しの見込み。端境期の■■■■(****)がダークホース。久々に活躍しそうだ。(了凡)