証券ビュー

アンコール伊勢町

循環論で割安な日本株 地政学リスクが後退すると安い (2014.08.29)

円安一服。輸出関連が売られ再び手詰まり。一部始終見送られた。29日、失業率、全国消費者物価指数、鉱工業生産など発表待ち。13日に4〜6月期GDPが年率マイナス6.8%とわかり神妙になった。前週ジャクソンホールでFRB議長とECB総裁が緩和継続を表明してから26日NYダウ、S&Pが過去最高値を更新。旧盆明け日経平均もジンクスを破り高い。むしろ、ウクライナや中東の地政学リスクが後退すると安い。中国の尖閣、韓国の慰安婦問題もひところから下火になり地合いが澄んできた印象。目くらましがなくなった代わり小競り合いが続いている。7〜9月期GDPにこだわると、7月の白物家電国内出荷額前年同月比15.9%減で3ヵ月連続。スーパー売上高2.1%減で4ヵ月連続。百貨店売上高も2.5%減で4ヵ月連続マイナス。若干賃上げになったが、消費税引き上げのほか円安に伴う物価高、非正社員増による実質賃金の低下が主因。一部の高額支出を除くと家計の弱体化が気懸かり。このため、

(中略)

循環論でいうと、50〜60年周期で社会のインフラが続々更新期を迎え、東京五輪やリニア開業を視野に昨年から反転し始めた日本にコンドラチェフの波が後押し。事実上、2011年3月、東日本大震災の復興が口火になった。このため、■■■■(****)、■■■■■■■(****)に半世紀分の特需。電気、ガス、水道など根底から大規模なインフラ更新が見込まれる。9〜11月は悲観人気に打ちのめされた3〜5月安値の期日。下振れより上振れが予想され、バリュー人気が一巡するとインデックス売りも考えられる。相対的に割安な日本のポジションに見どころ。9月もジンクス破りと述べた。

28日の日経平均74円安。大引け1万5459円。東証一部の出来高20億3000万株、売買代金1兆6300億円。9月限が30円安で寄り50円安の1万5470円引け。25日移動平均1万5392円が下値の目安という。10年債利回り0.485%(-0.005%)。日銀がコントロールしているように見える。間違っているのが市場か日銀か興味深い。値上がり率上位を見ると、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)が関係分で僅か。■■■■(****)がはい上がってきそうだ。■■■■■(****)は昔取った杵柄。今でもそれなりに魅力がある。1月323円を高値に倍返し。500円前後のスケール。■■■(****)と■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)と■■■■(****)も強気。■■■■■■■■■■■(****)が気になる。(了凡)