証券ビュー

アンコール伊勢町

アベノミクス第2幕 週明けから9月サプライズ含み (2014.08.25)

前週末模様眺め。持ち高調整売りが広がった。ジャクソンホールの堂々巡りを見越したもので、日経平均10日振り反落。東証一部の値上がり27%にとどまった。広島の土砂災害で死亡・不明91人を数え痛恨の極み。15年前の二の舞で尚更だ。22日述べたように、7〜9月期GDPも想定の範囲内とわかり膠着状態。ジャブを出して相手の出方を探っている。ウクライナ、イラク、ガザ地区など地政学リスクも内憂外患。自国のナショナリズムを煽動する消耗戦。何も解決しない。その点、傾聴に値するのが中国と韓国の近況。

(中略)

来年の今頃、極限値の影響が気になるところだ。しかし、半島統一に向かっていることも事実。日清戦争といえども同半島が戦場だけに11月のAPEC(北京)でよりを戻すと考えにくい。8〜11月にかけて積年の懸案が続々市場に持ち込まれ消化吸収される見込み。われわれは市場を通じて適応の善し悪しを学ぶことができる。それも半年、1年前から先取り。貪欲に片っ端から正体に迫るところが相場の相場たる所以。旧盆売りのジンクスも後退し、週明けから9月に向けてサプライズ含み。12月まで引っ張り、消費税追加引き上げが決まると材料出尽くしだ。

22日の日経平均47円安。大引け1万5539円。東証一部の出来高17億5700万株、売買代金1兆6700億円。9月限が70円高で寄り引け変わらずの1万5550円。10年債利回り0.510%(-0.015%)。値上がり率上位を見ると、関係分で■■■■■■■■■(****)と■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)がせいぜい。■■■■■(****)と■■■■■■(****)を突破口に非鉄、3D、航空機関連御三家をモノにするところ。■■■■■■(****)、■■■■(****)が値嵩に化ける足取り。2020年の五輪を視野に日経平均3万円と述べた。五輪後の反動も考えられるが、これまで20年以上悲観し過ぎただけにアベノミクス第2幕確実。莫迦にすると痛い目にあう。(了凡)