消去法で日本の出番 首相切り札持ち欧米や中韓圧倒 (2014.08.21)
買い戻しで始まり反落。後場持ち直して引けた。NYダウ80ドル高、103円台の円安が追い風。TOPIX8日振り反落、日経平均8日連続高。高安まちまちだ。ウクライナやイラク、ガサ地区など地政学リスクが国内に大きな問題を抱えたロシア、米国、イスラエルなど国民の目くらまし。7月に中国と韓国が歴史問題で日本を非難し、自国のナショナリズムを扇動したのに似ている。マレーシア機「撃墜」、限定空爆、一時停戦など彼らにとって幕間繋ぎ。手詰まりに他ならない。旧盆明け各論が突破口、11月まで強気と述べた通り。消去法で日本に出番が回ってきた印象。21~23日のジャクソンホールも事実上堂々巡り。もっともらしく聞こえても、欧米挙げて金融危機先送り。むしろ、日本を持ち上げて打ち出の小槌。繋ぎ資金を捻り出すセレモニーに見える。前日お伝えした7~9月GDP年率7.9%プラス説をはじめ、GPIF見直し、日銀の追加緩和、拉致被害者帰国、解散・総選挙、再びプーチン来日の情報も寄せられ材料豊富。すべて実現しないにしても、首相は8~11月切り札を幾つも持ち欧米や中韓、ロシアなど圧倒している。しかも、この間2~5月大暴落説の安値を叩いた売り方の期日。極端にいえば、わざわざ買わなくても買い戻しが入る。その代わり、11月以降買い方の投げも予想され、株安と景気下振れで首相もピンチ。相当な波乱が見込まれる。現在、売り方も買い方もネタがない。このため、
(中略)
国内外、カネは地価の上がらないところに寄ってこないといわれ、ロンドンやNY、北京、上海など予想以上に割高。20年以上デフレで鎮静化した東京に分がある。日経平均こそ1万5000円台半ばに戻したが、TOPIXを見ると年初来2%安。8~11月に限り意外な水準訂正が見込まれる。来年を極限値とする仮説は、
(後略)
ベトナム、ドイツに次ぐもので21世紀に持ち越した。
20日の日経平均4円高。大引け1万5454円。東証一部の出来高18億3200万株、売買代金1兆5600億円。9月限が50円高で寄り10円安の1万5420円引け。10年債利回り0.515%(+0.020%)。生体反応が出始めた。値上がり率上位を見ると、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)が関係分。夏枯れの地合いだ。■■■(****)の浮上が迫ってきた。■■■(****)、■■■■■■■(****)よし。■■■■■■(****)、■■■■(****)も出番待ち。非鉄、3D、航空機関連御三家の押しが浅い。■■■■(****)が一服。902円(1株当たり連結純資産1060円)で引けた。同業の■■■■(****)が2593円(同1369円)で約3分の1。JR東海のもと、リニアのスター銘柄である。(了凡)