前途左右する7、8月 上放れると安倍政権暴走入り (2014.06.24)
週明け強含み。一線を越えた展開。前週末の余韻を持ち越した。24日に繰り上がった新成長戦略閣議決定、GPIF限度枠(17%)引き上げが焦点。具体化すると、日経平均が昨年12月の戻り高値(1万6291円)を抜くことも考えられ、7、8月アベノミクスの逆襲と述べた。5月6873億円、6月1~2週2004億円買い越した信託銀行に対し、5月5743億円、6月1~2週も5921億円売り越した個人が対極。2月に買い方が追い証を迫られ、7~8月売り方に跳ね返りそうな雲行きだ。23日、NYダウ最高値更新を受けて円安、中国のPMI速報値が半年振り50.8(6月)に改善するなど表向きの材料。GPIFの運用資産130兆円のうち、限度枠17%の22兆円から20%で26兆円、22%なら29兆円まで検討中とお伝えした。最低4兆円から最高7兆円規模。毎月1兆円買うと日経平均1000円以上といわれ、5月から立場が逆転した。昨年来13兆円持ち越し、高値つかみの外資が小躍りしたという。問題の5月、
(中略)
5月21日述べたように、消費税引き上げの影響が予想以上に大きいためだ。内閣府や大手メディアの調査がおかしい。消費動向調査の場合、8400世帯(全国5300万)が対象といわれ、好転した5%を除き46%が昨年5月から収入が悪化している。23日の日経トップ「9月までに消費回復76%」にしても、国内主要企業の社長100人がアンケートの対象で的外れ。この種の報道が目に余るようになった。20日ロイターによると、首相のブレーンといわれる浜田教授(78)をはじめ18人が、中韓との関係改善を求める報告書をまとめ官邸に提出したが、受け取りを拒否されたという。取り巻きが首相の考えと違う提案を拒んでいる様子で、官房長官に窓口を切り替えても失敗したようだ。今週、日経平均が上放れると安倍政権暴走入り。ぶつかってひっくり返るまで止まらない。巷間、株価連動政権といわれている。
23日の日経平均19円高。大引け1万5369円。東証一部の出来高19億6000万株、売買代金1兆8200億円。9月限が40円高で寄り30円安の1万5350円引け。10年債利回り0.580%(+0.005%)。きっかけ待ちだ。値上がり率トップに■■■(****)
が登場しS高。引け後、、■■■■■■(****)の買収を受け入れ、最終的に株主の判断を仰ぐとの声明を発表した。3Dプリンターが国策に格上げされ象徴的存在。、 ■■■■■■■■■(****) も沸騰する時がやってくる。このほか、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■(****) が堅調。■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) よし。■■■(****) 、■■■■■■(****) 然り。7、8月が前途を左右しそうだ。(了凡)