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アンコール伊勢町

見掛け倒しの5連騰  新成長戦略発表なら文句なし (2014.05.29)

22日から日経平均5連騰。昨年暮れの9連騰以来で今年初という。3連休明けNYダウ69ドル高を好感したもので計627円高。直近2日小幅になった。政策期待が背景にあり、6月に発表される新成長戦略が焦点といわれる。最近では2009年12月に出た鳩山内閣の新成長戦略(基本方針)、10年6月菅内閣の新成長戦略、12年7月野田内閣の日本再生戦略、13年6月に安倍内閣でも日本再興戦略を決定。今回改訂版が出るものの内容に大差なく、鳩山版29ページから安倍版94ページに拡大。各省庁が予算を確保してやりたい政策が並んでいる模様。なるほど、上げが小幅になるわけだ。東大日次物価指数が5月25日の最近値で0.20%下落したのも気になるところ。総務省指数の最近値が3月0.69%上昇したトレンド上にない。日経が27日、日本フードサービス協会の4月外食売上高2.3%増(3月1.7%増)を手掛かりに、外食好調の原因を「経済の好循環」によるものと伝え、消費増税の影響軽微との印象を与えたのが引っ掛かった。東大の同指数が日経デジタルメディアの情報提供によるもので尚更。首相と会食を重ねたせいか、近頃政府や自民党の御用報道が目立つ。2015年を極限値に大本営発表、プロパガンダに明け暮れそうだ。既得権者は売るために買い、買うために売るのが定石。相場と同じである。28日、肝腎な先物が手詰まりと述べた。

(中略)

4~6月より7~9月、乃至10月が急所になりそうだ。払い込みが終わると風雨にさらされる。見掛け倒しの日経平均5連騰。せっかく日銀が時間稼ぎしても、政府・自民党の構造改革進まず。踊り場続きではらはらする。来年、戦後70年。7月8日を極限値に収束が見込まれ、否応なく海外の地殻変動に巻き込まれる。年明けからボラティリティが高いのが特徴で嵐の前の静けさ。維新、終戦を仮説に策を練るところだ。

28日の日経平均も34円高。大引け1万4670円。東証一部の出来高19億8300万株、売買代金1兆7800億円。6月限が40円高で寄り70円高の1万4680円引け。10年債利回り0.580%(-0.010%)。■■■■■■■(****)が堅調。415円まで戻し383円引け。反転の狼煙を上げた。4~6月に業績底入れが見込まれ7~9月面白い。■■■(****)が引き受けた第3者割当40億円を使う時がやってくる。■■■(****)は大底入れ。負のクライマックスを抜けた。7~9月駄目押しも考えられるが強気。■■■■(****)もよし。買い戻しが入りそうだ。■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)の経過良好。航空機、3D関連引き続き注目。■■■■■■■(****)と■■■(****)が新規。後者は28日ストップ高。極薄新型電池の量産開始が手掛かりだ。(了凡)